パステル色鉛筆で細部が描けない?色が乗らない5つの原因と対処法

    「ソフトパステルで描いた上に、パステル色鉛筆の色が乗らない」
    「細かい部分が思うように描けない」
    そんなお話を聞くことがあります。

    そこで、今回は
    パステル色鉛筆(パステルペンシル)で
    色が乗らない原因5つと
    その対策も合わせてご紹介します。

    紙が合っていない

    原因:
    パステル色鉛筆は、普通の色鉛筆とは
    少し相性のよい紙が異なり、
    イラストでよく使われるケント紙など、
    表面がツルツルした紙では
    色が乗りにくいことがあります。

    (例)
    コピー用紙
    ツルツルしたケント紙
    光沢紙

    カラーケント紙 表面が滑らかな紙
    カラーケント紙
    (表面がツルツルしていて、
    右端は表面に装飾があります)

    対処法:少し凹凸のある紙を使う

    画用紙やパステル用紙など、
    少し紙の目がある紙を
    試してみるのがおすすめです。
    個人的には、紙のきめが細かく
    均一なほうが、
    色が乗りやすいと感じています。

    (例)
    画用紙(初心者には扱いやすい)
    水彩紙(細目くらいが使いやすい)
    ミ・タントなどのパステル紙
    サンドペーパー系のパステル紙
    (色はよく乗るが初心者には少し特殊)

    ミ・タント紙 パステル画用紙
    ミ・タント紙(表面に少し荒い凹凸がある)

    筆圧が強すぎる

    原因:
    パステル色鉛筆の芯は
    普通の色鉛筆よりも
    柔らかいものが多いため、
    普通に描いたつもりでも
    筆圧が強くなりすぎることがあります。

    強い力で描くと、
    紙の表面がつぶれてしまい、
    その後に色を重ねても
    色が乗りにくくなることがあります。

    対処法:持ち方を変えて軽く描く

    パステル色鉛筆は、柄の少し
    上の方を軽く持ち、
    羽のように軽いタッチで描くと
    丁度よい筆圧です。

    紙の目をつぶさない気持ちが大切です。

    ソフトパステルと
    同じ感覚で使っている

    原因:
    パステル色鉛筆は
    名前に「パステル」と付いていますが、
    ソフトパステルとは別の画材です。

    ソフトパステルのような発色や塗り方を
    イメージすると、
    「思ったより色が薄い」と
    感じることがあります。

    対処法:
    仕上げのときに使う感覚に変える

    パステル色鉛筆は、
    ソフトパステルよりも芯を固める成分が
    多く含まれているため、
    使い勝手はよい半面
    色ののりは薄くなりがちです。

    仕上げの段階になってから
    パステル色鉛筆は使う、
    という感覚で使うと
    使いやすくなると思いますよ。

    パステル色鉛筆で細部を描いたシロクマ
    仕上げにパステル色鉛筆で
    細部の描き込みをしています。

    ソフトパステルを重ねすぎている

    原因:
    ソフトパステルで何度も色を重ねたり、
    表面をこすりすぎたりすると、
    紙の目が埋まってしまいます。

    その上からパステル色鉛筆で
    描こうとしても、芯が引っ掛からず
    色が乗りにくくなることがあります。

    対処法:
    ソフトパステルを重ねる回数を減らす

    ソフトパステルを重ねるのは
    ミ・タント紙などのパステル用紙では
    2~3回程度に留めましょう。

    ソフトパステルで下地を描いている途中のコスモス
    ソフトパステルで下地を作っている途中。
    パステル色鉛筆で描く前に、
    紙の目を残すことが大切です。

    サンドペーパー系の紙なら、
    5~6回程度重ねても大丈夫です。

    また、ソフトパステルも
    軽いタッチで描き、
    紙の目をつぶさないようにすることが
    大切です。

    そうすることで、
    仕上げに使うパステル色鉛筆の色が
    乗りやすくなります。

    もし重ねすぎてしまった場合は、
    余分な粉をティッシュで軽くぬぐい、
    パステルフィキサチフをスプレーして
    乾かしてからパステル色鉛筆で描くと、
    色が乗りやすくなる場合もあります。

    パステル色鉛筆の役割を
    誤解している

    原因:
    パステル色鉛筆は
    細かい描き込みが得意な画材です。

    逆に、広い面をすべて塗って
    作品を完成させようとすると、
    思った以上に時間がかかり、
    「描けない」と感じることがあります。

    対処法:パステル色鉛筆は補助的に使う

    パステル色鉛筆は
    主役というより補助的に使います。

    同じ使い方で
    ハードパステルがありますが、
    パステル色鉛筆のほうが、
    更に細かく描きやすいです。

    ただし、ソフトパステルで重ねた上に
    描く場合は、ハードパステルのほうが
    色が乗りやすいです。

    パステル色鉛筆で毛を描いた子猫
    微細な子猫の毛など、細かい描き込みにはパステル色鉛筆が向いています。

    まとめ

    いかがでしたでしょうか。

    パステル色鉛筆がのりにくい理由
    いくつ当てはまりましたか?

    パステル色鉛筆が
    のりにくいと感じたときは、
    紙や筆圧、重ね方を見直してみましょう。

    ぜひ、今回のポイントを試してみてくださいね。

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