パステル画の保存方法|やってはいけないNG例と対策まとめ

    せっかく完成したパステル画、
    気づいたら上の紙に色が移って、
    せっかくのグラデーションが
    ベタっと濁っていた…

    そんな経験はありませんか?

    実はパステル画は、
    保管方法を間違えると
    簡単に状態が変わってしまう
    繊細な画材です。

    今回は、やりがちな
    「パステル画のしまい方」と、
    その原因・解決方法

    まとめてご紹介します。

    やりがちな「パステル画のしまい方」失敗例|原因と対策まとめ

    気づかないうちに
    作品をダメにしてしまうケースも
    少なくありません。
    早速見ていきましょう。

    ■ そのまま重ねて置く

    → 気づいたら上の紙に色が移り、
     せっかくのグラデーションがベタっと濁る

    原因
    パステルは表面に粉が残っているため、
    こすれると簡単に移る

    対策
    軽くフィキサチーフをかけ、
    トレーシングペーパーで覆ってから

    保管するのがおすすめです。

    ■ そのまま立てて置く

    → 下の方だけ色がスカスカになり、
     描いた時と全く違う印象になる

    原因
    固定されていない粉が重力で落ちてしまう

    対策
    フィキサチーフで軽く定着させたうえで、
    トレーシングペーパーで覆い、
    できれば平置きで保管すると安心です。

    ※本来は平置きが理想ですが、
    スペースの都合で立てる場合は
    圧がかからないように保管すれば大丈夫です。

    ■ クリアファイルにそのまま入れる

    → 表面がくっついて、
     はがした時に色が持っていかれる

    原因
    静電気や密着でパステルが移る

    対策
    フィキサチーフをかけて

    トレーシングペーパーで覆ってから、
    作品より少し大きめのクリアファイルに入れると安全です。

    ■ フィキサチーフをかけすぎる

    → 色が暗く沈んで、描いた時の鮮やかさが消える

    原因
    定着剤で粉が過剰に固定され、

    色味が変わる

    対策
    30cm以上離して、数回に分けて
    軽くスプレーするのがポイントです

    (目安:3~5回程度・要換気)。

    ■ 完全に乾いていない状態で重ねる

    → 隣の紙にべったり色移りして、
     ほぼ修復できない状態になる

    原因
    フィキサチーフが定着する前に接触してしまう

    対策
    スプレー後は5分ほど置き、

    表面がしっかり乾いてから
    トレーシングペーパーで覆うようにしましょう。

    ■ 湿気が多い場所に置く

    → 紙に黒い点(カビ)が出て、
     作品ごとダメになることもある

    原因
    紙+粉状の画材は湿気の影響を受けやすい

    対策
    湿度の低い場所で保管し、

    梅雨時などは除湿剤を併用すると安心です。
    さらに、

    フィキサチーフ+トレーシングペーパー+ポートフォリオ
    で保護するとより安全です。

    ポートフォリオに入れる

    ■ そのまま額装する

    → 表面の粉が前面カバーに付き、
     まだらに汚れた見た目になる

    原因
    固定されていない粉が接触や静電気で移る

    対策
    額装前にフィキサチーフで

    軽く定着させておくのが基本です。
    【ガラス】
    マットを入れて作品との間に空間を作る。
    【プラスチック】
    静電気防止クリーナーで拭く+マットを入れると安心

    マット台紙を額に入れる
    プラスチック板にパステル付着
    プラスチック板に傷
    静電気防止クリーナーで拭く

    ■ フィキサチーフとの相性を考えない

    → スプレーした瞬間にじんで、
     作品が一気に崩れることがある。

    原因
    パステルの種類や成分によっては、

    スプレーと相性が悪い場合がある

    対策
    心配な場合は、目立たない部分で

    試してから使うのがおすすめです。
    また、水溶性ではなく

    石油系のフィキサチーフを選ぶと
    安定しやすいです。

    ちゃんとできているか不安…」という方は、
    実際の手順を画像付きで解説している
    ↓こちらも参考にしてください。

    額縁の種類/パステル画の保存、額装とは。ラミネート加工も

    まとめ

    いかがでしたか?
    今回は、パステル画の保存で
    やりがちな失敗例と、その原因・対策まで
    ご紹介しました。

    全部やれるといいのすが、
    なかなか難しいですよね。
    まずは
    「フィキサチーフ+トレーシングペーパー」
    だけでも大きな失敗は防げますよ。

    ただ、実際には、
    ・色が濁る原因
    ・重ね方のコツ
    ・画材ごとの違い

    など、気をつけるポイント
    まだいくつかあります。

    そういった細かい部分も含めて、
    メルマガで詳しくご紹介しています↓