パステル画を描いてみたいけど…。
・どのパステルを選べばいいの?
・他に何を揃えたらいいの?
と迷っていませんか?
私も最初は同じように悩みましたが、
パステル画は揃えるものが少なく、
初心者の方でも始めやすい画材です。
この記事では、
これだけあればすぐに描き始められる
パステル画材と基本の道具をご紹介します。
パステル画に最低限必要なもの

まず、パステル画を描くのに最低限必要な物
をご紹介します。簡単に言うと、
パステル+紙+パステル用フィキサチフ
つまり
棒状の色粉の塊+紙+糊(ノリ)のスプレー
です。筆や絵具を溶く液も要らない。
描くのは自分の指です。
とってもシンプルなんですよね。
と言っても、実際にはもう少し必要な物が
あります。順番に紹介しますね。
パステル画、初心者におススメのソフトパステル
ソフトパステルは安価でお手頃に買える商品
から、高品質で超高額な物などありますが…。
たくさん紹介して、「で、結局どれ?」と
ツッコミを入れられそうなので。
ここでおススメするソフトパステルの条件は
こんな感じです。
比較的お手頃で安全性が高い。
描けばパステルの良さがある程度分かる。
3つご紹介します。
(※以前から3つ目に日本の㈱アムスの
クレテージュアーチストソフトパステル
30色セットをご紹介してきましたが
製品が見当たらなくなっため、
別のソフトパステルをご紹介します。2025.5.30)
クリエイティブスタジオ
ソフトパステル24色セット
【ドイツ/ファーバーカステル】
発色も比較的良くてお手頃です。
色数も揃っていて使いやすさから言っても
こちらを選びました。
本来のパステルの発色の良さが実感できると
思いますよ。色合いがとても鮮やかです。
ただ、やや硬めのためソフトパステルの良さ
というよりセミハードパステルといった感じ
です。
形は四角柱型なので細部の描き込みがし易い
のも優れている点です。
ゴンドラソフトパステル 36色セット
【日本/大冠化学工業所】
日本の風景画を描いてみたい。そんな方には
こちらのパステルをおススメします。
かなり渋めの色が揃っていて大きさは手の平
サイズで使いやすいです。手の小さい女性や
子供さんにも使いやすい作りですね。
大冠化学工業所は日本国内唯一のパステル
専用のメーカー。90年の歴史があり京都で
全て手作りで作られています。
日本独自の色合い、中間色が多いです。緑系
の色が少ないパステルにしては緑色が充実し
ています。
形は円柱形で長さも先ほどのクリエイティブ
スタジオのサイズとそれ程変わらないと思い
ます。円柱形のため広い面を塗るのが得意。
逆に細部の描きこみにはあまり向きません。
こちらもやや硬めのソフトパステルです。
セミハードパステルといった感じの描き味。
ムンギョ (mungyo) ソフトパステル64色セット
【韓国/MUNGYO(文教)】
8× 8× 27mmのハーフサイズで短く形は
四角柱型です。フルサイズ版もあります。
色数が多いのがいいですね。
粉飛びや紙への定着の悪さ、水彩との併用
には向かないといった口コミもみられます。
ただ、概ねコスパの良さで人気のようです。
たくさんの色を安く揃えたい方やお試しで
パステル画を始めてみたい方向きです。
パステルには、ソフトパステル以外にも
・オイルパステル
・水溶性パステル
・ハードパステル
・パステル色鉛筆
・パンパステル など様々な種類があります。
まずはソフトパステルから始めるのが
おすすめですが、
「他の画材も気になる」
「表現の幅を広げたい」という方は、
↓こちらの記事で詳しく紹介しています。
パステル画の初心者におススメの紙
パステル画の紙に向く紙のくせがあります。
それは、次の3つです。
- 紙の表面に凹凸がある
- 紙の表面がある程度強い
- 紙の厚さがある程度ある
具体的な紙で言うと、
画用紙、ミ・タント紙のような
凹凸があるファンシーペーパー、
水彩紙、木炭紙です。
その中でも、今回は
比較的お手頃でどこでも手に入れやすい、
初心者でも描きやすい、
机の上で描ける程度の小さめサイズ
に限定して選びました。
紙のサイズを少し説明すると、
通常のサイズの紙なら机の上で十分制作でき
ます。
(例)A5、A4、B5、B4
スケッチブックにはキャンバスサイズが多く、
Pサイズ(人物用)やFサイズ(風景用)等が
あります。
(机に置けそうなサイズの例)
P1~P4、F0、F1、SM、F2、F3、F4。
今回ご紹介するサイズのSM(サムホール)
はF1とF2サイズの間の大きさで227×158㎜
です。
紙サイズはこちらがパッと分かりやすいです。
私は、サイズ表を印刷して
100均の硬化カードケースに挟んで手持ちに
しています。↓

では、スケッチブックを3つご紹介します。
マルマン図案シリーズスケッチ
ブックの画用紙A4サイズ
【日本/マルマン】
どの画材でも描きやすい紙が画用紙です。
マルマン画用紙は凹凸もあり、強度も厚さも
あります。
パステル画の練習にもってこいです。
とってもお手頃です。あとは、パステル用に
紙の色があったら更に良いんですが…。
そこは自分で下塗りして色をつけましょう。
色々なサイズがありますが、画用紙並口と
書いてあるのを選んでください。
ほかのメーカーの画用紙もあります。あまり
薄くなければ、それでもOKです。
ミューズパステルワトソンブックのP2サイズ
【日本/ミューズ】
の3色をスパイラル綴じにしたスケッチbook
です。
それぞれの色が3色ずつの合計15枚入りです。
パステル画を保護する薄い紙が1枚ごとに
間に入っているため、そのまま保存できて
使いやすいです。
特にグレーの紙はパステル画で描きやすいと
思います。
紙厚は190gとパステルを描くのに丁度よく、
Pサイズも風景画に適したサイズです。
P2サイズはかなり小さいです。
でも、お試しには良いと思い選びました。
ホルベインパステルブックPAS
のSM(サムホール)サイズ
【日本/ホルベイン】
ホルベインのスケッチブックですが、中の
紙はキャンソン社のミ・タント紙という紙。
世界中で愛されるポピュラーなこの紙は
フランスのキャンソン社のファンシーペーパーです。
キャンソン社のスケッチブックもありますが
サイズがA4からの販売で大きい分コストが
かかります。
なので、今回はこちらのホルベインの小さい
サイズを選びました。
おススメの中ではお高めですが
パステル画ではお墨付きの紙です。
紙の表面は砂状の独自のザラツキがあり
紙の目が蜂の巣状に加工されています。
紙の色はホワイト6枚、アイボリー3枚、
ベージュ2枚、ブラック1枚、ダークベージュ
2枚、グレー3枚で計17枚綴り。
1枚ずつ保護紙が挟まれていてパステル画が
汚れるのを防いでくれます。
画用紙では物足りなくなった人におススメ。
画用紙より紙の厚さは薄めです。
もっとパステル画に向く紙について
詳しく知りたい方は、
こちら↓の記事も参考になります。
(※記事内では水彩紙も紹介していますが、
紙質によってはパステルの粉が乗りにくく、
少しコツが必要になる場合があります。
最初は、パステル専用紙や
少しざらつきのある紙から始めると
扱いやすいです。)
余談ですが、
パステル画を始めたばかりの頃には、
「なぜか色が濁ってしまう」と
感じることがよくありませんか?
実はこれ、センスではなく、
色の組み合わせを知らないことが
原因です。
反対の色を混ぜすぎてしまったり
感覚で色を選んでしまうと、
きれいな発色が出にくくなります。
こうした基礎的なポイントは、
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初心者の方にも
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最初に知っておくだけで、
かなり描きやすくなります。

パステル画道具でその他のもの
パステルと紙は揃えたとして、その他に必要
なモノをご紹介します。最初に言ったとおり、
パステルフィキサチーフだけが絶対必要です。
次に、修正であった方が良いのは
練り消しゴムですが、布やティッシュでも
ある程度消せるので絶対ではありません。
でも、これらはあった方が表現の幅が広がる
ので余裕があったら試してみて下さいね。
カッター又はぼかし網など

ソフトパステル、ハードパステル、パステル
ペンシル等を削ったり、スケッチブックから
紙を切り離すときに使います。
子供さん用に代用としてぼかし網又は茶こし、
粉ふるい(100均ダイソー)が使えます。

練り消しゴム
下描きの修正用です。軽く叩くようにして、
パステルの粉を取り除く時使います。
普通のプラスチック消しゴムとの違いは
カスがでません。
プラスチックの消しゴムはパステル画ののり
過ぎた一部分を抜くのには適していますが
広範囲を取り除くには不便な上に
消しカスが出て画面を汚します。
擦筆(サッピツ)又は綿棒

擦筆(サッピツ)は細かい部分をぼかすのに
使います。汚れたらカッターで先の部分を
削ればまた使えます。
綿棒は擦筆より安価な代用品です。私もこれ
と擦筆と合わせて使ってますよ。
綿棒は芯がぐにゃぐにゃと柔らかいものは
使いにくいです。芯が太くてしっかりして
いて先は細くて硬い方が使い勝手が良いです。
●布、キッチンペーパー、ティッシュ

パステル画を描くと手が汚れるので、小まめに
手を拭きましょう。パステルが紙に移って
汚れるのを防いでくれます。
更に綺麗に手を保ちたいなら、ウェットティ
ッシュや水で濡らしたタオルが良いです。
コットン(綿)又は脱脂綿

空や海など広くぼかすのに便利。指でぼかす
のとは違った感じになります。ぼやけた感じは
道具で微妙に違います。色々試してみてください。
コットンも脱脂綿も薬局で手に入ります。
毛先が硬い筆

白い紙の場合には、下書きのあと
紙に広く色をつけます(下塗り)。
この際、パステルを粉状にして
紙に刷り込むことがあります。
このぼかし作業には、
指や布などを使ってやさしく広げていきます。
(2026.3.26 追記)
以前は、広い面を手を汚さずに
素早くぼかせるため、
毛先の硬い筆(豚毛の平筆)を
使うこともありました。
ただ、使い方によっては
紙の表面を傷めてしまうことがあり、
最近ではあまり使用していません。
現在は、
・指
・やわらかい布
などを使って、
やさしくぼかす方法を
メインにしています。
紙の種類や描き方によっては
筆が合う場合もありますが、
初心者の方はまず、
指や布でのぼかしから試すのが
おすすめです。
※画像は豚毛の筆です。
使用する場合は平筆の方が
扱いやすいです。
パステルフィキサチーフ

必須アイテム。パステル画の仕上げに使います。
パステルの粉を紙の上に定着させられます。
殆どがスプレー缶タイプです。
紙に近づけ過ぎないように注意しながら
全体に噴射します。
絵の進み具合に応じて数回に分けてスプレー
します。やりすぎると色が沈むのでだいたい
2,3回が限度でしょうか。
制作途中で使えるタイプ(ターレンス)と
仕上げに使うタイプ(ホルベイン)と
あります。
何度も加筆する人はターレンスを使うと良い
です。通常は仕上げにホルベインを使うと
良いと思います。
他の会社のパステルフィキサチーフもありま
すが私はこの2つで足りています。
【仕上げに使うタイプ(ホルベイン)】
プラスチック容器
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パステルの色数が増えてきたら
空のプラスチックの容器が収納容器に使えます。
色ごとにまとめておけて便利です。
プラスチックはパステルの粉がつき難く掃除
もしやすいのでおススメです。
画像はヘアカラーについているプラスチック
容器です。
セット買いしていてパステルが少ないうちは
ケースがあるので必要ないです。
ソフトパステルは特に自分の粉で汚れてしま
うので小まめに布などで拭き取ってあげると
綺麗に保てます。
エプロン

パステルを使っていると手に付いたパステル
の粉で服が汚れることがあります。
それを防ぐためにエプロンを使います。
また、最初から汚れても良い服を着ると、
気にせずに描くことができます。
まとめ
・必需品は「ソフトパステル+パステル向きの紙+パステル専用フィキサチフ」
・あった方が良いのは「練り消しゴム」と「布」
描き方の基本は
こちらも参考にしてみてください
↓










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