椿の描き方|紙色を活かすシンプル構成と色数を絞るコツ

    今回は、
    雪の中でりんと咲く椿つばきの花
    紙の色を活かしながら
    シンプルに描きます。

    余分な要素を減らし、
    色数を絞ることで、
    すっきりとした画面を目指します。

    用意するもの

    ・ミ・タント紙(ブルーグレー)
      紙の色をそのまま背景に使います。

    ・ソフトパステル
     色数を絞って使います。
     5色(青、赤×2、深緑、黄、白)

    ・練り消しゴム
     不要なパステルの粉を
     取り除くのに使います。

    ・マスキングテープ
     描く範囲を絞るのに使います。

    ・パステルフィキサチーフ(定着液)
     仕上げにパステルを紙に定着させるのに使います。
     写真はホルベイン製です。

    紙の色を活かすシンプルな描き方とは?

    ”背景色として紙の地色を使う”
    という意味でのシンプルな方法です。

    今回は、冬の冷たい空気感を出したいので、
    灰色味のある青色の紙を使います。

    パステルは紙への定着力が弱いため、
    あらかじめ1色塗らなくてよいのも利点です。

    色数を絞るコツ

    実物でも写真でも、
    ある物を観察して描くとき、
    描きたいもの以外にも
    多くの色がある
    ことに気がつきます。

    それらを
    見たまま1つ1つ塗っていくと、
    まとまりのない画面に
    なってしまう
    ことがあります。

    それを防ぐために、
    色数を2色から5色程度
    絞って使います。
    (同じ系統の色は1色と数えます)

    色数を絞るコツは、
    物を「塊」として分けて考ることです。

    描きたい主役を1色、
    関連する脇役を2色程度、
    背景を1色、
    一番明るい色として白を1色。

    このように整理すると、
    画面が落ち着きます。例えば、
    今回の椿の場合

    主役の花を
    朱色(ややオレンジがかった赤)1色、
    枝を混色で1色、
    葉を灰色味のある深緑で1色、
    背景はブルーグレーの紙色そのまま
    雪とハイライトにを使います。

    このように整理して描きます。

    椿を描く手順

    椿の描き方|ソフトパステルで雪椿を描く

    自分で撮った写真を用意する。
     なければフリー画像かAI画像を参考にします。
    完成作品のイメージを決める。
    (今回は雪の中で凛と咲く椿)
    ③イメージに合う背景の色を決め、
     同じ色の紙を用意する。
     (今回は灰色味のある青)
    使う色を絞って決める。
     【今回使用する色】
     ・花:朱色(ややオレンジがかった赤)
     ・枝:の混色
     ・葉:灰色味のある深緑
     ・背景:紙色そのまま
     ・雪とハイライト:白
    下書きをする。
     ※全部は描かず、
      主役以外のつぼみや葉は省略します。
     ⑥色をのせる
     背景の雪は紙色を活かし、
     塗りつぶさず透かすように描きます。
     ※色を重ねすぎないことがポイントです。
    ⑦仕上げにパステルフィキサチーフをスプレーする。
     (パステルの粉を紙に定着させます)

    椿(雪椿)を実際に描く詳しい手順(保存方法あり)

    ①マスキングテープで固定

    マスキングテープを
    紙の縦横の長さにカットします。
    紙以外の場所に貼り付けてから
    はがして紙の四辺に貼り付けます。

    ②下書きする

    写真を見ながら
    簡単に下書きします。
    椿の花びらの形は
    短い線を何本か引いて、  
    形をできるだけ写真に合わせます。
    葉は省略して、数枚のみ描きます。
    花弁に〇マルをつけます。

    ③色をつける

    朱色で花びらを横塗りします。

    指でオレンジっぽい赤ぼかします。
    深緑色を塗り、
    細めの指でぼかします。

    暗い赤色で茎に重ね塗りした後
    茎を一方向にだけ、ぼかします。

    茎と花に積もった雪を描きます。

    ④細かく色をつける(影と光)

    暗い赤色花の影を塗り、
    で花と茎についたを描きます。

    朱色明るい部分の花びらを塗り、
    細めの指でぼかします。

    青色花びらの一番暗い影
    を引き、指でなじませます。
    花弁の部分には
    をつけます。


    黄色花弁を点打ちします。

    青色葉の影葉脈の線を引きます。

    黄色で、花びらの明るい部分を塗って
    指でなじませます。
    で、花と茎の上の雪を描き加えます。

    ⑤背景の白い雪を塗る

    背景の地面に積もった雪を描きます。
    先に青色紙の下半分ほどまで塗り、
    次にを塗ります。
    そして、と繰り返します。

    ⑥枝を描きなおす

    枝が不自然なので
    描き直すことにしました。
    ティッシュと練り消しゴム
    枝を消します

    青色枝の線を引き直し
    指でぼかします。
    深緑色で、枝に沿ってを描きます。
    下の方の葉は遠いので
    小さく薄く描きます。


    暗い赤色
    枝に重ね塗りします。

    ⑦枝と花についた雪を描く

    枝の上の雪を描き直します。
    朱色つぼみを2個、薄く描きます。

    枝があるてい白い雪を塗リます。
    雪の形を整えます。 

    ⑧地面の雪を整える 

    地面の青色を広げて
    奥行感
    を出します。

    青色の上にを重ねて、
    の質感を表現します。

    手でこすったり、練り消しゴムをかけて
    メリハリをつけます。

    ⑨地面の境目をあいまいにする

    もう少し(紙の)上まで
    を増やします。

    地面の雪の境を消して
    あいまいにします。

    ⑩細部を描く

    黄色を少し
    地面の雪に塗ってぼかします。 

    上部の背景にも
    白い雪を少し塗ります。
    細い枝や積もった雪も描きます。

    ⑪パステルフィキサチーフをスプレー

    ホルベインのパステルフィキサチフ
    スプレーします。
    換気をして、30センチほどの距離
    スプレーします。
    全体的にまんべんなく振りかけます。

    ⑫地面の雪を重ねて塗る

    液が乾いたら…。
    地面の雪の”ゆるやかな凹凸を描きます。
    スプレーした後なので
    少し色がのりやすくなっていますよ。

    ⑬葉の影を青で塗る

    青色で、葉の影を塗ります。 
    影を塗ると立体感が出ます。

    ⑭パステルフィキサをスプレー
    →マスキングテープをはがす

    仕上げ
    ホルベインのパステルフィキサチフ
    スプレーします。
    その後でマスキングテープ
    作品の紙が剥がれないように
    ゆっくりと剥がします。

    ⑮【雪椿】完成!

    作品の完成です(‘ω’)

    ⑯トレーシングペーパーをかぶせる
    (簡単な保存)

    まず、
    作品にトレーシングペーパーをかぶせます。

    作品よりも
    大きいトレーシングペーパー
    かぶせて、上部2か所
    マスキングテープで固定します。

    ⑰トレーシングペーパーを折り返す

    重ねた2枚を裏返したら
    トレーシングペーパーを作品に沿って
    折り返し
    ます。

    ⑱余分なペーパーをカットする

    このままでもいいですが、
    折り返しがじゃまな場合は
    幅を少しカットして小さくしてもいいですね。

    ⑲作品をクリアファイルに綴じる

    作品より大きいクリアファイル
    この状態で作品を入れて保存します。
    クリアファイルの保管には
    直射日光の当たらないカラッとした場所
    理想的です。

    まとめ

    いかがでしたか?今回は、
    雪椿を紙の色を活かしながら
    シンプルな構成で
    描いてみました。
    是非、参考にしてみて下さい。
    それでは、また。

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