【花束の描き方】クレパスで青い花束を簡単に描く方法/オイルパステル技法


    贈り物と言えば
    「花束」
    を思い浮かべる人も
    多いのではないでしょうか。


    「花は枯れてしまうけど
    絵なら長く楽しんでもらえる」

    という話を聞いたことがあります。

    花束の代わりに
    絵を贈るのも
    洒落しゃれているかもしれませんね。

    今回はそんな花束の絵を
    サクラクレパスで
    画用紙に描きます。


    形を取らずに失敗しにくい方法を
    選んだので、根気はいりますが
    良かったら参考にしてみて下さい。

    ”青い花束”を描くのに使ったモノ

    サクラクレパス24色セット

    サクラクレパスの24色セットを使います。

    マルマンのスケッチブックA4サイズ

    マルマンの図案シリーズスケッチブックの
    画用紙A4サイズを使います。
    (実際にはA4サイズに近いサイズです)

    テレピン(ターペンタイン)

    Winsor&Newtonウィンザーアンドニュートン
    イングリッシュ・ディスティルド・テレピン
    75ml
    を使いました。

    テレピン油は、松からできた液で
    よく油絵具を解くのに使われます。
    他の油絵用の液よりも
    乾燥が早い部類に入り、
    絵具を溶かす力(溶解力)が強いので
    水彩画風に描くのに向いています。
    古典的な油絵では
    最初の段階で使うそうです。

    テレピン油引火性があるため、
    火気の近くでの使用は避けて下さい

    また、蒸気を吸い込まないように、
    必ず換気の良い場所で使いましょう
    実際、かなりの匂いがします。
    匂いが苦手な人以下の油にして下さい。

    代用品として、石油からできた
    ペトロール(ホワイトスピリット)があります。
    テレピンより安価で
    テレピン(ターペンタイン)に比べて
    乾燥も溶解力もやや遅く、匂いが穏やかです。

    また、ほぼ無臭の
    オドレスペトロールというのがあります。
    ただ、少し絵具を解く力(溶解力)が
    弱くなります。

    安価な代用品として
    ベビーオイルやサラダオイルがあります。
    これらは、どこでも手に入り安価ですが
    長期保存には向いていません

    いずれにしても、
    火気厳禁、換気をしましょう。

    上記をまとめた表こちら↓

    ナイロン筆

    テレピン油を解く時に使う安価な筆です。
    しなやかでコシがある程度あり、
    筆先がまとまりやすい
    です。
    今回使ったのは平らな形ですが
    他の形でも良いです。
    もし、筆跡を残したいと考えるなら
    豚毛の筆がおススメです。

    陶器のお皿

    日本画用のお皿を使いましたが
    プラスチックのお皿でも
    使わない台所のお皿でも良いです。
    クレパスを溶かす油を注ぐ容器として
    使います。

    マスキングテープと(ハサミ)

    紙の4辺を白いまま残すのと
    紙を固定するために使います。
    ハサミはなくても手でマスキングテープは
    千切れます。

    綿棒

    絵の細かい所をぼかす時に使います。

    ティッシュ

    手や筆をぬぐ時に使います。
    不要な布とかでも、もちろん使えます。



    24色クレパスセットで”青い花束”を描いてみよう(動画あり)

    【花束の描き方】クレパスで青い花束を簡単に描く方法/オイルパステル技法

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    今回は”青い花束を描こうと思います。

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    まず、スケッチブックの4辺
    マスキングテープを直接貼り付けます。

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    今回は、
    サクラクレパス24色セットを使います。
    ゴムバンドがあって便利ですね。

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    そしてテレピン油を使います。
    油絵具を解くのに使うやつですね。

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    さて、水色ひし形と斜め長方形を書きます。

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    背景を、色んな色で
    ぐちゃぐちゃに線描き
    します。

    花が水色なので背景の色は、
    オレンジ系緑色を使っています。

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    初めは明るめの色を使い
    様子を見ながら暗い色を追加
    します。

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    暗い茶色下の方に塗ります。

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    次に暗い緑色をその上あたりに塗ります。

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    次に明るいオレンジ色(肌色)を塗ります。

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    を全体的(右画像のピンクの部分)
    塗ります。

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    ここから、
    ナイロン筆テレピン油を含ませて
    背景全体を溶かしてぼかします。

    代わりにベビーオイルも使えますよ。

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    ★かなり油臭くなるので要換気です。

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    では、水色のパスお花を描きます。
    5枚の花びらを
    何となく沢山ちりばめます
    真ん中あたりは大きめに描きます。
    ひし形にだいたい収まる感じです。

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    青色
    紙の白い所にお花を描き加えます。

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    暗い緑色で長方形の下書きの上に
    不均一な茎の線を引きます。

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    同じ暗い緑色で、
    花の隙間の白を塗りつぶします。


    塗りつぶしながら
    細い茎の線も引きます
    スティックの角を紙に充てて
    指で回しながら線を引く感じ
    です

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    全部線が引けたら
    綿棒で花をぼかします。
    色ごとに綿棒を使い分けて
    色をキレイにぼかします。

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    ここで、再びテレピン油
    花全体をぼかします。

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    テレピン油少な目
    ぽんぽんと筆で叩いてぼかします。

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    油が乾いたら、青い花を描きます
    ぼやけた部分が再び見えるようにします。

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    暗い緑色でも茎の線を引き直します。

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    薄い色の背景
    同じように塗り重ねます。
    花を目立たせたいので
    上側にも暗い茶色を塗ることにしました。

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    後は最初に塗った色味とほぼ同じです。
    茶色系統の色を増やして
    ぐちゃぐちゃ塗りです。
    ただし花に近づくほど明るい色にします。

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    黄緑色を花の周りに塗ります。

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    またテレピン油
    背景を含めてぼかし
    ます。

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    茶色緑色
    一緒に(ぼかして)塗らないよう
    気を付けます。
    こまめにティッシュで筆を拭って
    ぼかします。

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    油が乾くのを待って
    水色のお花を描きこみます。

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    の上に、
    水色の花びらが見えるように
    描きます。

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    背景に接したお花の花びら
    短めに見えます。

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    今度は青色パス
    花のカゲを塗り足します。

    真ん中あたりは既に塗ってあるので
    外側の花のカゲと茎の部分を描きます。

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    花が細かく描けたら
    また背景を塗り足します。
    黄緑色を花の周りにグリグリ塗ります。

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    明るいオレンジ色(肌色)
    追加で塗ります。

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    左右で暗さが違うので
    テレピン油で少しぼかします。

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    オレンジ色花の中心部分
    を打ちます。

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    光が当たっている水色花びらだけに
    重ねて塗ります。

    白を重ねることで
    花を浮かせて見せます。

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    明るい黄色茎の明るい部分
    線を引いて浮かせて見せます。
    で塗ると不自然な緑色になるので
    黄色を選びます。

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    最後に、同じ明るい黄色
    花の周りを塗って
    青い花を目立たせます。

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    黄土色
    黄緑暗い茶色の間に塗ります。

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    手でぼかします。

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    消えてしまった茎を
    暗い青で所どころ書き足し
    ます。

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    これで良いと思ったら
    マスキングテープを、
    ゆっくり剥がします。

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    ”青い花束”の完成です。

    まとめ

    いかがでしたか?
    グリグリ描いたり
    角を回して細い線を引いたり
    クレパスの楽しさ
    思い出して頂けたでしょうか?


    小さいお花だと形を気にせず
    描け、割と失敗しにくい
    です。

    違うオイルパステル、
    オイルだとどうなるか
    気になるところです。

    それでは、また。

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