冬の庭を彩る椿。
日本固有のヤブツバキは、
和の花として親しまれています。
今回は、オイルパステルと
ソフトパステルの2通りの描き方を
ご紹介します。
椿(ヤブツバキ)の特徴

・花びら:5~6枚ある。
ハートの形で切り込み辺りは
ひらひらしていて反っている。
・花芯(かしん):花の中心部分には
雄しべと雌しべがあり、束になって
中央がへこんだ円柱形をしている。
・葉:
先細りした楕円形のような形で
フチにはとても小さなノコギリ状の
ギザギザがあり、深い緑色で
表面も裏もつやつやしている。
ハート型の葉脈が
薄い模様のように見える。
椿の描き方【オイルパステル】
オイルパステルで簡単に描く方法です。
準備するもの
■オイルパステル


■画用紙

■布
汚れた指を拭うほか、
指に巻いてぼかしに使います。

オイルパステルで椿を描いてみる
下書きする
①まず、丸を描きます。
その真ん中に円柱を描きます。

②丸の中で
5つか6つに分ける線を引き、
角を取って花びらの形にします。

③葉を2枚描きます。

④要らない線を
練り消しゴムで消します。
(プラ消しゴム可)

花と葉に色をつける
⑤花びらに赤色を塗ります。

⑥白を赤の上に重ねて塗り
明るい赤にします。

⑦花芯の影に
青色で縦線を引きます。

⑧花びらと花芯の色を
指で伸ばしてなじませます。

⑨花びらと花芯の濃い影に
暗い青色を塗りました。

⑩黄色で花芯の先に
小さい楕円を描きます。

⑪葉に黄緑色を
大まかに塗ります。

細部と影を描き立体感を作る
⑫椿の葉のフチのギザギザを
濃い緑で控えめに描きます。

⑬最初に塗った同じ赤色を
もう一度花びらに塗り重ねます。

⑭塗ったところを
のばしてなじませます。

⑮濃い緑で
葉っぱの影とハートのような模様を
描きます。花芯の先のシベの影には
オレンジを点描します。

⑯花びらの濃い影には紺色を、
花芯には水色を塗りました。

⑰花びらとその影との境目に
中間の色(紫味のある赤色)を塗ります。

⑱最後に左上に
朱色で椿と文字を書き
完成です。

手元をご覧になりたい方は
こちらの動画を参考にしてください。
椿の描き方【ソフトパステル】
ソフトパステルで椿を描く方法を
ご紹介します。
準備するもの
■椿の写真

■ソフトパステル

■ハードパステル
下書きをする時と細部描写に使います。
パステル鉛筆でも大丈夫です。
■紙
パステル向きの
凹凸のある、ある程度厚みのある紙を
使ってください。

■練り消しゴム
パステルの修正、色抜きに使います。

■トレーシングペーパー
写真を紙に写し書きするのに使います。

■マスキングテープ
粘着力の弱いものを使ってください。

■擦筆(サッピツ)
細かい部分をぼかすときに便利です。
綿棒で代用できます。
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■チャコールペンシル
濃い黒を部分的に描きたいときに
便利ですが、ハードパステルの黒で
代用できます。

ソフトパステルで椿を描いてみる
紙に色をつける
色つきのパステル画用紙でも
描けますが、今回は
1㎜厚のキャンソンイラストボードに、
墨汁と透明水彩絵の具で
にじみを作って色をつけてあります。
やり方は下の記事の
目次の「 背景色の付け方3選」中の
「墨汁の垂らし込み」で
紹介しています。

トレースで写し書きする
①写真の上に
トレーシングペーパーを重ねて
ボールペンなどで写し書きします。


②トレーシングペーパーを裏返し、
2B鉛筆で線の上だけを塗りつぶします。

③作品用の紙とトレーシングペーパーを
固定します。

④線をなぞって転写します。

⑤トレース(写し書き)が
終わりました。


下書きする
⑥墨汁で見えにくいので
パステルペンシルの白で
鉛筆線の上をなぞって下書きします。

花と葉に
ソフトパステルで色をつける
⑦葉の緑色を明るい緑と
暗い緑2色で塗り分けます。
最初は全体的に薄く色を付けます。

⑧朱色のパステルを横に寝かせて
花びらの色を塗って、ぼかします。

⑨花芯の白やシベの黄色を塗り、
葉や茎の明暗を細かく塗り進めて
サッピツで明るい部分と暗い部分の
境目を中心にぼかします。

⑩パステルは色が広がりやすい反面、
形も崩れやすくなります。
はみ出した色は練り消しゴムで消し、
形を整えます。

フィキサチーフをスプレーする
⑪一旦、パステル専用フィキサチーフを
スプレーしてパステルを仮止めします。
濃い影とハイライト(一番明るい部分)を塗る
⑫イラストボードの表面が乾いたら、
少し濃いめの紺色でカゲを描きます。

⑬花びらのハイライトに
ハードパステルの白やレモンイエローで
線を引きます。

⑭白のハードパステルで
シベの細い線を描きます。

仕上げる
⑮花に鮮やかな色を追加します。

仕上げ段階では、あまりぼかしません。

⑯チャコールペンシルで
花や葉の影の一番暗い部分だけに
複数の線を引いて
境界線をはっきりさせています。

完成
フィキサチーフをスプレーして
完成です。

古い動画のため
コマ送りが早いですが
描く手順の参考に
してみてください。
まとめ
いかがでしたでしょうか。
椿をオイルパステルと
ソフトパステルで描いてみましたが、
どちらにもそれぞれの魅力があります。
オイルパステルは
伸ばすのに少し力がいりますが、
発色がよく、
艶のある仕上がりになります。
一方、ソフトパステルは
軽い力でぼかしやすく、
柔らかな発色と
マットな質感が魅力です。
また、今回の下描きは
トレースで行っているため、
デッサンに自信がない方でも
取り組みやすい方法です。
ぜひ、お好みのパステルで
椿を描くときの参考にしてみてください。





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