【ジェッソ・使い方】ジェッソとは何か?種類や特徴の解説。メディウムとの違いとは

こんにちは。

あなたはジェッソって何か
お分かりになりますか?

ピンとくる方は美術関係の学校を出た方か
余程マニアな方くらいではないでしょうか。

私もよくは知らなかったので
調べてみました。

今回はジェッソとは何か。
ジェッソの使い方や注意点、
メーカーの紹介にも触れます。

他に似たものでメディウムがありますが
違いは何かを書きたいと思います。

また、ジェッソを塗る時
やってはいけないこと、
これについてもお話しますね。

早速ジェッソを使って
表現の幅を広げましょう。

ジェッソとは何か

 

まず、最近ジェッソというと、
アクリルジェッソのことを言います。

どんなものかというと、
白い乳液状のものです。本来は
アクリル絵具の下地として使います。

でも、水に溶いて使える上、
速乾で簡単
なので
他の絵具の下地としても使われています。

使い方は絵を描く前に
キャンバスや木製パネルなどに
薄く塗り重ねます。

でこぼこしない滑らかな下地を作るのに向いています。

元はテンペラ画で下地に使われていた石膏
のことで、イタリア語でゲッソGessoと言い
ました

日本ではアクリル絵の具のメーカーが
アクリル絵具の下地として
「ジェッソ」という商品名で売り出したため

下地といえばジェッソという通称名で
拡がった
ようです。

因みに、石膏(ゲッソ)は
硫酸カルシウムですが、
ジェッソは炭酸カルシウム
基本の素材になっています。

ジェッソは何の素材でできているのか


ジェッソ=
アクリルエマルション+炭酸カルシウム+チタニウム白


この部分は素材についてまとめてみました。

でも、ジェッソを使う上で
特に必要ではないです。
面倒な方は読み飛ばしてくださいね。

 

(アクリルエマルション)
…別名アクリル樹脂エマルション


アクリル樹脂
とは塗料などに使われる
合成樹脂の1つです。
アクリル樹脂は
凄く透明で衝撃にも強いのですが
水に溶けません。

そこで水に分散させた状態を保って
使い易くしたのがアクリルエマルションです。

エマルション(Emulsin)とは
乳化という意味。


乳化とは、水と油のように
本来は混ざらないもの同士が
均一に混ざった状態
を意味します。

このアクリルエマルションに
何かを加えると
アクリル系の画材が色々出来上がります。

例えばこんな感じ。↓

アクリルエマルション+色の粉(顔料)→アクリル絵具

アクリルエマルション+増粘剤(液体に粘り気を増やす物)→グロスメディウム

アクリルエマルション+珪石などのシリカ系の粉末→マットメディウム

 

(炭酸カルシウム)

石灰のこと。
貝殻やサンゴ、卵、白亜などの主成分です。
炭酸カルシウムは
ジェッソの素材の1つですが、

炭酸カルシウムを単独で買って
膠水(にかわすい)と混ぜて
下地として使うこともできます。

そちらの方が
昔からやってきた方法のようです。

例えば 日本画で胡粉を膠水で溶いて
下地などに使います。
胡粉(ごふん)とは、
貝殻を焼いたものを粉状に砕いたものです。

油絵でも本格的な方法では、
ムードンを顔料と膠水を混ぜて
下地に使います。

ムードンとは
炭酸カルシウムの1つ
「白亜」の商品名です。
昔ながらの方法は
魅力も効果も凄そうです。
ただし、ジェッソを使って下地とするより
手間がかかり、難易度も高いです。

 

(チタニウム白)

…20世紀半ばから急速に普及しだした
やや暖色系の白い顔料です。

化学的な安定性の高さ
(酸性、アルカリ性両方に耐性が強い)や
混色制限や毒性もないことなどが
普及の理由です。

今では油絵具やアクリル絵具、水彩絵具、
テンペラ、フレスコなど
殆んどの絵具で使われています

また、隠ぺい力も強いので
有色の絵具に混ぜると
少量でも白っぽくなります。

どうしてジェッソを塗るの?

 

ジェッソを塗る理由は、

1、絵具の定着、発色を良くするため
2、絵の具がキャンバスなどに染み込んで
傷めるのを防ぐため

です。

1について
ジェッソを塗ると
画面が絵具を吸収しやすくなり
絵具の定着を良くします。

また、画面の地が隠されるので
発色も良くなるようです。

 

2について
キャンバスの場合、絵具を直接塗ると
絵具がキャンバスの布目を抜けて
裏に染み込む
ことがあります。

すると、キャンバスの布地や木枠が傷みます。

木製パネルの場合は
めったにないことですが、
木目からヤニやアクが
にじみ出てしまう
ことがあります。

結果として、絵の表面がシミのようになり
汚れてしまいます。

これらを防ぐために
キャンバスの布目や木の木目を
ジェッソで止めます。

目を止めるわけなので
目止め」というようです。

但し、木のヤニについては
シーラーという専用のアクリルメディウムや
ジェルメディウムを
ジェッソより先に塗る必要がある
ようです。

ジェッソは水分など液体を通すので
ヤニ、アクなどは
ジェッソだけでは止められないからです。

商用の場合などはシーラーなどを
先に塗った方がよいかもしれません。

趣味や練習ではジェッソだけ塗れば
充分でしょう。

ジェッソの塗り方

 

まず、ジェッソは水で溶いて使います。
水の量はジェッソの20%くらいです。

原液で塗ってもよいですが、
塗りにくいと思います。

水に溶く時は静かに混ぜます
バシャバシャ混ぜて泡立てないように
気を付けてください。

気泡が入ると乾いた時に
ぷつぷつとした汚い泡が出ます。

それから、刷毛などで縦、横と
交差塗り
します。

塗る道具は
刷毛やペインティングナイフです。
初心者は刷毛の方が使いやすいみたいですね。

キャンバスでも木製パネルでも
ジェッソを塗る時には、
いきなり分厚く塗らないことがポイントです。

薄く塗っては乾かしを繰り返します

乾かす時はドライヤーを使っても大丈夫です。
何層か塗って平たい画面を作っていきます。

特にこだわりがない場合は
2~3回塗りくらいでOK
です。

キャンバスだと
布目が少し残るような感じです。
木製パネルなら木目が隠れるくらい。


精密に描きたい場合には、

10回以上繰り返して塗って
サンドペーパーで磨けば
ツルツルの平たい画面が作れます

 

また、側面もジェッソを塗っておくと
完成度があがります

展示した時、横から見た時綺麗ですね。
小さめの筆で塗ると塗りやすいです。

↓他の方の動画です。とても分かりやすいですよ。

【油絵初心者必見】白亜地や石膏地より簡単なジェッソ下地の作り方を解説

ジェッソを塗る時、注意すること!

まず、ジェッソはアクリル系の下地なので
アクリル絵具との相性が一番良いです。

水溶性なのでジェッソの上に
水彩絵具を塗ることもできます。

油絵具も塗れますが、
いくつか注意点もあります。

油絵具の注意点は
他のオイル系の絵具でも同じだと思います。
私もオイルパステルを使うので
気を付けたいです。

その注意点の前に、

下地と絵具の大前提として
こんなのがあります。


「油性下地の上に水性絵具で描く」のはタブー×

大丈夫なケースは覚えなくて良いので、
こちらだけ覚えましょう。

このタブーだという
油性下地の上に水性絵具で描いてしまうと
実際どうなるのでしょうか。

最初は大丈夫に思えても、
後日水性絵具ごと剥がれたり
ひび割れを起こしたり
します。

では、キャンバスにジェッソなどを
塗った例で見てみましょう。

×ケース1

油絵用キャンバスの上にアクリル絵具又は
アクリルジェッソや
アクリルメディウムなどを直接塗ります。

ここが×の大前提に当たり、
ダメな組み合わせです。

アクリルの上に油絵具を塗る組合せは
大丈夫なのですが、

後日アクリル絵具又は
アクリルジェッソごと
油絵具が剥がれてしまう可能性があります。

×ケース2

アクリル・油絵両用キャンバス又は
油絵用キャンバスの上に
直接油絵具を塗ります。

この油絵具の上にアクリル絵具や
アクリルメディウムを塗ったのが
ダメな組み合わせに当たります。

後日、アクリル絵具、アクリルジェッソが
剥がれ落ちる可能性があります。

○ケース3(※但し、注意する点あり)

アクリル・油絵両用キャンバスの上に
アクリルジェッソや
アクリル絵具を直接塗ります。

その上に油絵具で描いてもOKです。
但し、アクリルジェッソ又は
アクリル絵具の中の水分が
充分蒸発してからという条件付きで
大丈夫
だということです。

アクリル系は水に溶けますが、
乾くと耐水性になるので
その状態にするのだと思います。

乾燥させる時間ですが最低3日以上です。
ジェッソの内部まで乾くには
1週間以上
はかかるようです。

ここまでの注意点をまとめると、
油性の上に水性は後日剥がれる危険がある。


水性の上に油性は大丈夫というのは、
水分を充分乾かして
耐水性にしてからという条件付き。

のような感じでしょうか。

この注意点を覚えておけば、
キャンバスだけでなく他のものに描く時、

例えば木製パネルやボードなど
絵具を塗る対象が変わっても
応用できるのはないかと思います。

ケース1~3以外で注意した方が良いこと


アクリル絵具とジェッソとは
なるべく同じメーカーを使ったほうが良い
ということもあるようです。

何故かというと
同じ会社ではアクリル絵具とジェッソ両方に
同じ種類のアクリルエマルションを
練り込んで作っているから
です。

アクリルエマルションには多くの種類があり
メーカー毎に
それぞれ別のエマルションを使っています。

違う種類のアクリルエマルションでは
耐水性耐光性も違います

違う種類のアクリルエマルションを混ぜると
剥がれたりひび割れたりする可能性がある
ということのようです。

 

「絵具の化学」という
ホルベイン社の本の情報
なので
間違ってはいないのではないでしょうか。

ただ、アクリル系メディウム類は
近年出来たものなので、
長期的観測データはないのではと思います。

そこまで長い間保存する訳ではない場合は
それ程気にする必要はない
ですね。

 

繰り返しになりますが、
ジェッソに水で溶いて使う時には
水の量はジェッソの量の20%くらいまでです。

また、混ぜる時に泡立てないように
空気が入ると乾燥後
ぷつぷつとした小さい穴が開いたりします。

ぐちゃぐちゃに混ぜたことが
原因かどうかはっきりしませんが、
後日剥がれたケースも聞いたことがあります。

ジェッソのメーカーと種類

アクリル絵具を扱っているメーカーでは、
ほぼジェッソも売っています。

色々と出ていますので、迷ったら
ホルベインの白のジェッソMタイプ

してみてはいかがでしょうか。

パステル画を描く人は、紙であれ何であれ
表面がザラついた凹凸がある程度なくては
パステル画定着しません。

なのでジェッソ選びもその辺りを考えて
試すといいかもしれません。

メーカーより質感を選んで試す感じですね。
また、オイルパステルについては、
ガラス面のようなツルツルの面でなければ
大抵のものに描けます。

ホルベイン

ホルベインのジェッソは種類が豊富ですね。
粒子の大きさの種類が多く、
カラージェッソの色数も多い
です。
迷ったらこちらのメーカーを
おススメされているのも分かる気がします。

また、ホルベインからパステル専用の
色付きのジェッソも出ています

普通の白のジェッソ
S、M、L、LLの粒子が
細かい順に4種類
あります。
容量はボトルタイプが330mlのみで、
スタンドパックタイプは
300ml、900ml、2,000ml(2L)です。

↓ボトルタイプ330ml

↓スタンドパックタイプ

S…1番粒子が細かい6ミクロン。
乾くと陶器やガラスのような
ツルツルの画面になるので精密画に向く。

M…標準的大きさの粒子15~20ミクロンで
標準的な画面作り向き。
初心者や迷ったときはこれ。

 

L…少し荒い粒子で40ミクロン。
乾くとザラついた画面になる。

LL…とても荒い粒子で150~400ミクロン。
乾くと、でこぼこの砂目のような
ザラザラの画面ができる。

 

カラージェッソ
もともと色を付けてくれている下地
普通の白のジェッソに
アクリル絵具を混ぜて
色を付けることもできますが、
どうしても鮮やかさが落ちます。

手間をかけたくない、
鮮やかな下地の色が欲しい場合に
使う
とよいかもしれません。

300mlは17色。900mlは17色+4色の21色。
M、Lタイプのみ

 

 

(300mlタイプ)…以下17色
レモンイエロー
ライトグリーン
グリーン
テールベルト
ネイビーブルー
コバルトブルーヒュー
セルリアンブルーヒュー
バイオレット
イエローオーカー
ローアンバー
レッドオーカー
バーントアンバー
グレイVー5
グレイVー7
ブロンズ
シルバー
ゴールド

 

(900mlタイプ)
上記の300mlの17色に以下4色を加えた21色
カーマイン
オレンジ
ジョーンブリアン
イエロー

 

 

 

クリアジェッソ
普通の白のジェッソから
チタン白を除いたもの。

半透明の下地材
でM、Lタイプのみ。
下描きを鉛筆などでした後で、
その線を消さずに残したまま
下地が塗れます

 

 

 

ブラックジェッソ
黒い下地材で
標準タイプ粒子の大きさのみ。

300ml、330ml、900mlがある。
暗い画面に
光を浮き上がらせたような表現などに
使えそうです。

 

パステルジェッソ
パステル専用の色付きジェッソ
ソフトパステルもオイルパステルも
表面がツルツルしたものには
描くのが難しいです。

それを助けるのがこのジェッソです。

例えば、木材パネルやケント紙のボード、
キャンバスなどに塗ることができます。

本来描きにくい画面が
描きやすくなる
ようです。
ただ、色は3色と少なめです。

 

 

グリニッシュ…緑がかった水色。
容量は100mlと330mlがあります。

ブラウン…ベージュ色。
容量は100mlと330mlがあります。

チャコール…黒に近いグレー。
容量は100mlのみです。

リキテックス

リキテックスのジェッソは
粒子の大きさは選べませんが、

容量の種類が多いので
必要な量だけ買える
のが良いですね。

また、胡粉(ごふん)ジェッソといった
一風変わったジェッソもあります。

色使いが優しいので
日本画やパステル画に向くかもしれません。

 

↓左から普通の白のジェッソ、胡粉ジェッソ、胡粉ジェッソ硬練り。

普通の白のジェッソ
ホルベインのジェッソのような
粒子の大きさタイプはなく
リキテックスの白のジェッソは1種類です。
容量のタイプは多めです。

ボトルタイプが50ml 、120ml、240ml、
300ml、500ml、1,200ml、2,000ml(2L)
、4,000ml (4L)。
詰め替え用は250ml、450ml、1,000ml(1L)。

胡粉ジェッソ
日本画で昔から使われてきた
胡粉(ごふん)が入った白色の下地材です。
胡粉は焼いて細かく砕いた貝殻の粉です。

胡粉独特のざらついた質感ができ、
上から絵具を塗ると
にじみや薄塗りに美しい効果を発揮します。

透明水彩や日本画に向いていそうですね。

ボトルタイプは50ml、300ml、500ml。
詰め替え用のスタンドパックは
250ml、450ml、1,000ml(1L)です。

胡粉ジェッソ硬練り
胡粉ジェッソより硬めの
胡粉入り白色の下地材
です。
ボトルタイプは50ml、300ml、500ml。
詰め替え用は無し。

 

 

カラージェッソ
パステル調の柔らかい色の付いた下地材です。
マット仕上げの絵具としても
使用できるようです。

シックハウス症候群の基になる物質を
極力抑えた
環境に配慮された商品でもあります。

容量は50mlと240mlの全12色
かすみがかったような優しい色なので
個人的に好みの色です。

 

 

↓画像はアースカラー6色セット

 

バーントアンバー
アンブリーチドチタニウム
ニュートラルグレー
ベビーピンク
ベビーイエロー
グリーングレー
ベビーブルー
ベビーパープル
ローシェンナ
ローアンバー
イエローオキサイド
バーチメント

お試し用なのか、アースカラー6色セットと
パステルカラー6色セットもあります。

 

 

ブラックジェッソ
艶のないマットな質感の黒い下地材です。
黒い絵具としても使えます。
ボトルタイプは50ml、300ml、500ml 。
詰め替え用パックは250ml、450ml 。

 

 

クリアジェッソ
半透明で粗目のざらついた質感の下地材です。
紙、キャンバス、木などの
吸水性のあるものに塗るのに向いています。

上に塗る絵具は
パステル、コンテ、色鉛筆等
となっています。

これらの絵具は下描きがすぐ消えてしまうので
下描きを消さずに下地を塗れて
ザラザラした画面にするこのジェッソは
パステルなどに向く
のでしょう。

リキテックスのアクリル絵具
(リキテックスカラー)を少し混ぜると
透明の有色下地ができるようです。

容量は、50ml 、120ml、300ml、500ml の
ボトルタイプのみ。

 

 

 

スーパーヘビージェッソ
盛り上げ用の白い下地材です。
盛り上げやタッチを活かした表現ができます。
モデリングペーストの盛り上げよりも
ソフトな感じ
がします。

容量は50ml 、300mlのボトルタイプのみ。

 

ベーシックジェッソエコパック
普通の白色ジェッソの廉価版
安価で沢山あるので
大きい作品に向くかもしれませんね。

スタンドパックと言って
袋の下にマチがあって自立するタイプの袋に
開閉口が付いたものに
ジェッソが入っています。

そのまま口を開いて使えて
中身がなくなれば捨てられます。
容量は250ml、450ml、1,000mlがあります。

 

ターナー

ターナー(色彩)からは2020年に
シュレイパージェッソが販売開始になり
日本で最高品質を掲げています。
その他、U-35のジェッソもあります。

また、ゴールデンアクリリックスと
アーティストカラーの各ジェッソは
2021.7.30で生産中止
になっています。

アーティストカラージェッソ白のみ
(40mlチューブと350mlボトル)は
2021.11,5現在若干販売しているお店もありました。
Amazonのe-画材とマルニ額縁画材店です。

 

シュレイパージェッソ
ベルギーの老舗画材店「シュレイパー」と
ターナーのライセンス契約で作られたジェッソ
です。

シュレイパーはベルギー王室御用達で
信頼性が高いようです。

白色ジェッソは隠ぺい力の高さ、
透明ジェッソは透明度の高さ、
滑らかな塗り心地、匂いが少ないなど
最高級の品質が特徴です。

白と透明の2種類があり、
どちらもスタンドパックタイプです。
容量は450mlと1200ml
が選べます。

白色ジェッソは粒子サイズが小さい順に
S(超微粒子)、M(中粒子)、
L(粗粒子)、XL(超粗粒子)
の4種類。

透明ジェッソは粒子サイズはMとLの2種類。

 

 

 

 

u-35ジェッソ
U-35シリーズは若手アーディスト応援
作られたようです。白と黒があります。
どちらも容量は、450mlと1000mlで
スタンドパックタイプ
です。

 

 

白は隠ぺい力に優れ、

黒は漆黒制が高い引き締まった黒で
コントラストを強調するのに
おススメ
とのこと。
黒にはこだわりが感じられます。

クサカベ

クサカベのジェッソは白のみ
柔練り(フラットタイプ)と
硬練り(マチエールタイプ)の2種類
です。

容量はいずれも
100ml350mlがボトルタイプ
450ml900mlがチューブタイプ
です。

柔練り(フラットタイプ)
乳液状で刷毛などで塗ると
筆跡が残らないので
平たい画面を作るのに向いています。
ボトルタイプとチューブタイプがあります。

 

 

硬練り(マチエールタイプ)
筆で塗ると筆跡を残せ、
ペインティングナイフでは
エッジを効かせた下地作りもできます。

硬練りの場合、
乾燥後に体積が減ってしまう痩せは
少ないようです。

ボトルタイプとチューブタイプがあります。

モデリングペースト

 

 

モデリングペーストは
少し硬めの質感の下地材です。
ジェッソは乳液状でしたね。

モデリングペーストには硬さがあるので
タッチを活かしたり
盛り上げたりする
のに向いています。

原液のまま筆やペインティングナイフで
キャンバスなどに
なすりつけるようにすれば、
乾燥後もそのまま跡が残ります。

また、少し水で薄めてローラーで塗ると
ザラザラした画面ができ上がります

ジェッソと同じで、
モデリングペーストで作った下地の上にも
油性や水性絵具など描くことができます。

ただ、油絵具の場合はそれ自体が
盛り上げやタッチを活かした表現が得意です。

なので
わざわざモデリングペーストを使わなくても
いいかもしれないですね。

 

逆にアクリル絵具や水彩絵具など
水に溶ける水性絵具は
盛り上げたり
タッチを活かした表現が苦手です。

なので、モデリングペーストは
使い勝手が良いかもしれません。

どの絵具でも、絵具を塗るのは
モデリングペーストが乾いてからです。

モデリングペーストの乾燥時間は
表面が触っても手に付かないくらいなら、
目安として30分から60分程です。

中の水分が抜けるには
1週間程はかかるようです。

また、アクリル絵具とモデリングペーストを
混ぜて色付きにして塗ることもできます。

あと、ジェルメディウムを
モデリングペーストの1/4くらいの量で
混ぜておくと

柔軟性が出てひび割れ防止になります。


モデリングペーストも
色々なメーカーから販売されています。

少なくともジェッソで紹介した
ホルベイン、リキテックス、ターナー色彩、
クサカベからは出ていますよ。

ジェッソとメディウムの違い

ジェッソとメディウムの違い使い道です。


ジェッソは、下地に使います。

下地を塗るのは、絵の具の定着を良くする、
絵の具の発色を助ける、

絵の具が塗る対象に染み込んで
傷めるのを止めるためでした。

そして、下地を作るのは
絵具を塗る前という特徴があります。

因みにモデリングペーストも下地に当たります。

では、メディウムはというと、

絵の具に加えることで質感を変えたり、
絵の具の量を増やして
油絵のように盛り上げたり、

乾燥速度を遅くしたりなどできる
液体やペースト状のものです。

つまり、メディウムの使い道は
絵の具に加えて
自分好みにカスタマイズする
、です。

それからメディウムは制作中
絵具に混ぜて使うという特徴もあります。

◆まとめ

・ジェッソはアクリル系水性下地のことで
油性、水性両方の絵具で描画可能。
メディウムは同じアクリル系だが
制作途中で絵具に混ぜて
絵具の状態を自分好みにするのために使用。

・ジェッソの使用法は
刷毛やローラーなどで原液を直接塗る又は
20%くらいの水で溶いて薄く塗り重ねる。

・ジェッソの使用上のタブーは、
油性絵具や油絵用キャンバスに
直接水性絵具で描くこと。
後日剥離の可能性大きい。

(水性絵具の上に油性絵具で描くのはOK。
但し、最低3日以上の乾燥時間が必要。
内部乾燥には1週間以上かかる
という意見が一般的。)

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