簡単!【額縁の修理】錆びた吊りカン、トンボ、裏板の交換だけで見違えるDIY

    こんにちは。ニシノです。今回、
    額縁のちょっとした修理をしました。

    具体的には色紙額(色紙・ボード用)
    F6サイズ用の中の3つの部品を
    交換
    しました。

    ・額縁のボロボロになった裏板
    ・サビた三角吊りカン
    ・サビたトンボのネジとそのトンボ

    の交換です。

    「額縁を捨てたくない、ネジが
    サビてるだけなんだよなー」
    という方に役に立つ記事内容です。

    良かったら参考にして下さい。

    額縁修理3つ【裏板・三角吊りカン・プラスチックトンボ】の交換

    額の”裏板”(うらいた)という部分が
    特に傷んでしまっています。

    裏板を固定するトンボ
    (オレンジのやつ)
    のネジもサビてしまっています。

    こちらは、額をつるための金具で
    三角吊りカンというモノです。
    サビてます。

    額縁修理で用意するもの
    【+ドライバー、トンボ、三角吊りカン、同サイズの裏板】

    用意するモノ。
    左から、
    小さいプラスドライバー
    プラスチックトンボ
    鉄三角吊カン

    下の画像はプラスチックトンボと鉄三角吊りカンパッケージの裏側の説明書きです。

    プラスチックトンボと鉄三角吊りカンは、
    Amazonやヨドバシドットコムのサイトなどで手にいれられます。
    送料がかからないので私はヨドバシドットコムで購入しました。

    ※吊りカンは額の大きさ、重さに対応したモノがあるようです。
    サイトの商品説明でも
    安全荷重4キログラムのように記載がありますよ。
    (パッケージ裏側にも記載あり)

    それと、裏板として使う木材板が必要です。
    ホームセンターで購入してカットしてもらいましょう。


    ※額縁店でも
    裏板(バックボード)だけを紙サイズごとに販売していたり、
    指定サイズにカットするサービスもあります。
    裏板だけでなく、額縁の窓のプラスチック板もあるので
    それだけ購入もできるようです。

    ここでは、あくまでDIYです。

    大事な作品保護などの場合は
    額縁店に行って相談したほうが良いと思います。
    防虫や作品保護の点で裏板に何を選ぶかで変わるようです。

    また、安くしようと思えば
    次世代型プラスチックボード素材の裏板
    有名額縁店で販売されているのをみかけました。

    軽い、耐光性、耐水性、反りに強い、酸性ガスが出ないなど
    凄く良い特徴が書かれています。
    でも、こちらは、試していないので実際のところは分かりません。

    興味ある方は「PLボード」と検索すると出てきますよ。

    ↓ホームセンターで購入したシナベニヤ板

    ホームセンターで木材を買って木材カットを依頼する

    シナベニヤ板は、
    ホームセンターで買いました。

    行く前に、古い額縁の裏板の
    「縦、横、厚さ」
    ミリ単位で測ってメモしておきます。

    ホームセンターの木材コーナーでは
    自分の気に入った木材を購入して、
    メモしたサイズにカットしてもらいます。

    こちらは、

    某ホームセンターの木材コーナー。
    できるだけ額縁の裏板に近い大きさの板を探しました。

    すると、
    比較的小さい木材がある一角を見つけました。
    合板やベニヤ板などです。

    気に入った板をレジに持って行き
    清算時に
    「木材カットお願いします。」
    と伝えると

    清算後、大きな機械のある場所に案内され
    店員さんが板を指定したサイズにカットしてくれました。

    シナベニヤの板代が1078円で
    木材カット代金が縦横の2カットで
    66円でした。
    (2023.3月現在)

    因みに
    機械で裁断する代わりに、
    無料コーナーで手作業で切ることもできます。

    購入した板に限りますが、
    工具と作業台を無料で貸し出しているみたいでした。

    木材を上からガーっと裁断するその大きな機械は
    店員さんに頼まないと使えないようでしたので
    私はお願いしました。

    のこぎりとかで綺麗に切れる自信が全くないので。

    【額縁修理の作業工程】
    三角吊りカン(サンカクツリカン)を交換する


    実際に作業していきます。

    トンボと鉄三角吊りカンの外装が
    意外とホッチキスどめで
    ガッチリ留められてます。

    ホッチキスを取るより紙の部分を
    縦にべりっと剥がすほうが早いです。

    バサッと中身が飛び散らないように注意。

    部品がバラバラにならないように、
    化粧品の空き瓶に
    三角吊りカンを、フタにネジを入れてみました。

    プラスドライバーで
    吊りカンのサビたネジを回して取ります。

    空いたネジ穴の部分に新しい吊りカンを新しいネジで取り付けます。

    額縁のプラスチックトンボを交換する

    次は、サビたネジごとプラスチックトンボを取り外します。

    そして、
    新しいネジでトンボを少し”ゆるめ”に固定します。

    トンボは裏板を押さえて固定するので
    左右に回るか確認しながらネジを調節します。

    額縁すべての三角吊りカンとトンボを交換する

    他のトンボも同じように取り替えていきます。

    この額は4か所三角吊りカンが付いていて・・・
    全部、湿気でサビしまっていました。

    全部を取り外して、新しい三角吊りカンに取り替えます。

    三角吊りカンは
    額ぶちの重みを支えるので、
    重みに耐えられるモノを選んで

    しっかりネジで固定しておくと安心ですね。

    残りのプラスチックトンボも取り替えていきます。

    あとは、流れ作業ですね。

    もし、
    古い吊りカンやトンボのネジ穴が広がってしまっていて
    新しい吊りカン、トンボが取り付けられない場合は

    少し位置をずらして取付けようと思ってましたが
    今回は同じ位置に取付けられました。

    額縁の裏板を同サイズの新しい木材に交換する

    古い裏板を取り外します。

    同じサイズの新しい”シナベニヤ板”を取り付けます。

    あと、板の厚さも気にした方がいいかもしれません。
    このシナベニヤ板の厚さは2ミリ
    古い板と変わりありませんでした。

    三角吊りカンに吊りひもを通して額縁修理完了

    最後に、
    紐を三角吊りカンに結びなおせば・・・

    簡単修理終わりました!

    祖母が数年前まで水墨画を入れてた額ぶち。
    新しくパステル画を入れてみようかと思います。

    【額縁修理の作業工程】追伸・余った木材について

    余ったシナベニヤ板は持ち帰りました。
    大きめの作品を描く時に画版みたいに使うつもりです。

    目玉クリップで紙を挟んで留めれば描けます。
    ↓こんな感じ…

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