【額装マット自作の仕方】100均フレーム使用/マットカッターって?

     

    100円ショップのダイソーさんには
    色々な額縁が売られていますね。
    私もよくお世話になっています。

    そのまま額に絵を入れて飾るのもいいですが
    どうせなら見栄え良く飾りたいもの。

    綺麗に飾るには絵と額縁の間に
    マット台紙と呼ばれる2~3㎜の厚紙を挟みます。

    でもマット台紙はそこそこお値段がかかるので…。
    今回はマットも自作してみました。

     

    【額装マット自作の仕方】100均フレーム使用!!

     

     

     

    100均額縁サイズ選びのコツ

     

    額のサイズを選ぶ時のコツ
    中に入れる絵が収まるな~って思う大きさより
    1サイズ大きいサイズを選ぶこと。

    大きい額にするとマット台紙の幅を
    広くとることができます。

    結果、余白ができて絵が引き立ちます
    例えば、ヤブツバキの絵はB4サイズなので
    B4サイズの額に収まります。

    でも。
    1つ大きいサイズA3サイズにする
    マット台紙の余白が多めに取れる、
    といった感じになります。

     


    ◆【ダイソーさんの額縁のサイズ(参考)】

    大きい方から順番です。
    価格はA4までが100円(税抜き)です。

    A2サイズ(42.9cm × 59.4cm)
    A3サイズ(29.7cm × 42cm)
    B4サイズ(25.7cm × 36.4cm)
    A4サイズ(21cm × 30cm)
    B5サイズ(18.2cm × 25.7cm)
    A5サイズ(14.8cm × 21cm)
    2L判サイズ(12.7cm × 17.8cm)
    はがきサイズ(10.2cm × 15.2cm)
    L判サイズ(8.9cm × 12.7cm)

     

     

     

    100均額縁の色選びのコツ

     

    額の色は白、黒、ナチュラル系木目、
    赤茶系木目、ブラウン、ダークブラウン等
    が選べます。
    小さい額縁では
    もっと凝った作りの額縁もありましたよ。

     

    絵の雰囲気にあったカラーの額縁を選びましょう。
    無難なのはナチュラル系木目
    上の画像がそれですね。

    鉛筆デッサンや写真なら
    白や黒がよいかもしれません。

    夜空など暗い色の絵の場合は
    赤茶系木目かダークブラウンがおススメです。

     

     

    100均額縁は縦方向にしか飾れないものがある

    買ってきて、いざ絵を入れようとして
    「しまった。」と思ったことがあります。
    縦方向の絵しか飾れないものがある、
    ということ!です。

    こんな感じなんです…。
    裏側も要チェック

     

     

     

     


    フックが1つだけ
    付いている
    「壁掛けタイプ」というものです。

    先ほどのナチュラル系木目や
    赤茶系の木目の額縁は
    縦横両方紐を通して飾れるようになっています。

     

     

     

    準備するもの


    【100円ショップで買うモノ】

    額縁】
    A4までが100円です。
    それ以上だと200円以上します。
    絵のサイズを確認してから
    額のサイズを決めると良いですよ。

    絵が入る大きさのサイズより
    1イズ大きい額を選ぶと
    見栄えがよくなります。

     

     


    【厚紙】

    マット台紙の代用として使います。
    額縁の大きさと同じ
    又はそれより大きいサイズを選びます。

     

     


    【色画用紙】

    …マット台紙だけでは切り口が汚く見えるので
    色画用紙を上から貼り付けて綺麗に見せます。

    更にオリジナルを求める方は
    文房具店などで
    凝った柄の色画用紙を買っても
    違った印象になりますよ。

    今回は使ったのは
    100円ショップの使用済みカレンダー
    文房具店買いの朱色の色画用紙です。
    カレンダーは子猫の絵に、色画用紙は
    椿の絵に使いました。

    100円ショップダイソーのカラー用紙
    下の画像のように豊富に色がありました。

    どの色が良いのか選べないという方は、
    とりあえず”白”にすれば無難です。

     

     


    【その他必要なモノ】

    【カッター】

     

     

    【段ボール又はカッターマット】
    …厚紙と色画用紙をカットする時に使います。

     

     

    【木工用ボンド】

     

     

    【プラスチック容器】
    …水で溶いた木工用ボンドを入れる用。
    陶器の皿なども良いかもしれませんね。

     

    【刷毛か筆】
    水彩用の柔らかい毛が使いやすいです。

     

     

    【定規】

     

     

    【鉛筆など】

     

     

    【マスキングテープ又はメンディングテープ】
    …絵をマット台紙に固定する時に使います。
    マスキングテープは
    画材店やホームセンター
    メンディングテープは
    100均、ホームセンターなどで
    直接手に入ります。

     

     

     

    100均厚紙でマット台紙を自作する方法

     

    1、まず、額縁の”裏板”を外します。
    スプーンでグイっと留め金を起こすと早いです。

     

     

    2、厚紙も額縁もA3なのですが、
    厚紙の方が少し大きいので
    余分をカットしました。

     

     

     

    3、次に、A3厚紙の
    切り抜く部分(窓)の寸法を決めます。

     

    4、今回のB4サイズ。
    マット台紙にする厚紙A3サイズです。

     

     

    5、窓の寸法(内寸)つまり、
    厚紙で切る部分
    は絵のサイズより内側へ
    5㎜以上小さくするのが一般的みたいです。

    具体的には厚紙外側からの幅を
    まず計算しました。

    (A3縦長さ-B4縦長さ)÷2+5㎜、
    (A3横長さ-B4横長さ)÷2+5㎜で
    横幅と縦幅それぞれ計算します。

    横幅2.5cm、横幅3.3cmとなります。これが
    マット台紙の外枠から取る1辺の幅です。

    実際には私はどちらも幅も
    少し長めに取りました。
    横幅4.3㎝、縦幅4.1㎝でした。

    この寸法は
    絵が描かれた紙のどこまであるかで
    かなり変わってくると思います。

     

     

     

    6、マットの窓枠の寸法が決まったら、
    定規とカッターを使ってカットします。

    段ボールなど敷いて
    下が傷つかないようにしましょう。

     

     

    7、次に、マット台紙(厚紙)に貼る
    朱色の画用紙カットしていきます。

    色画用紙はマット台紙よりも
    少し大きめにカットしました。
    マットの外枠は額に入れれば見えないので
    色画用紙は同じサイズにカットしても
    大丈夫です。

     

     

     

     

     

    8、次に、内側の窓の四隅
    斜めの切り込みを入れます。

     

     

    9、色画用紙の糊しろ部分に
    うすくカッターでキズを付けておきます。
    これで、綺麗に折り返せるようになります。

     

     

    10、色画用紙の外側四隅
    斜めに切り込みをいれます。

     

     

    11、木工用ボンドを水で薄めて
    マヨネーズ
    くらいの濃さにします。

     

     

    12、糊しろ部分を全て折り込みます。

     

     

    13、あとは、水で溶いた木工用ボンド
    色画用紙に筆で塗り
    マット台紙(厚紙)に貼り付けます。

     

     

     

     

     

     

    14、朱色のマットが完成しました!
    絵の上に仮に置いてみて、
    どの辺りの位置に固定するか試してみます。

     

     

     

    15、位置を決めたら、
    マットと絵を裏返しメンディングテープ
    又はマスキングテープで固定します。

     

     

     

     

     

     

    16、この100均のポスターフレームの
    プラスチック板はフィルム付なので
    フィルムを剥がします。

     

     

     

     

    17、”額縁+プラ板”→”マット+絵”→
    隙間埋め用の”あて紙”
    の順に額縁に入れます。
    それから裏板でフタをします。

     

     

     

     

     

     

    18、スプーン
    裏板に留め金折り込んでフタをします。

     

     

    19、最後に、
    壁に掛けられるように”つり紐”
    縦横どちらかの”吊り金具”通して結びます。

    結び目真ん中を避ける
    綺麗に飾りやすいです。

     

    20、完成しました!
    部屋に飾るとこんな感じに。

     

     

    実はもう一つ、
    子猫の絵100均額装もしました。
    木工用ボンドを水で溶かずに
    マットに紙を貼り付けたら
    少し皺になってしまいました。

    小さい絵の額装なので、
    こちらも参考にしたい方はご覧ください。
    似たような感じなので、
    こちらは動画のみです。

     

     

    「額装やパステル画の保存方法」について
    もっと知りたい方は併せてこちらもどうぞ。

     

     

     

    マットカッターとは?

    「マットカッター」とは
    マット台紙などの断面を斜め45°の直線で
    カットできるカッター
    です。

    紙の厚みに合わせて
    刃の深さの調節ができます。

    商品には
    定規のすべり止めゴムシート
    同梱されているので
    定規に貼り付けると便利です。

     

    マットカッターの使い方
    こちらの動画が分かりやすいのでどうぞ。

     

     

    NTカッター MAT- 45Pの使い方(マットカッター)

     

     

    実際に使ってみた感想としては、
    正直練習が必要だなと感じました。

    慣れれば、ある程度の出来の
    マット台紙を作れるかもしれません。

     

    器用な人では
    マットカッターでマット台紙を作り続け
    人に頼んだことがないという方もいます。

    余談ですが、マット台紙の代用に100均の
    スチレンボードが使えるとネットで見たので
    マットカッターでカットしてみました。

    スチレンボードとは、
    高密度の発泡スチロール板両面に
    白色などの紙を貼ってあるボード

    私は中身が発砲スチロールと知らずカットし
    見栄えは散々でした。

    それに、100均のスチレンボードの厚みは
    薄い方でも5㎜あるので、
    100均額の厚みでは丁度いっぱいになり
    使えませんでした(泣

    こんな失敗する人もいないかもしれませんが、
    一応お知らせしておきますね。

     

     

     

     

     

     

     

    ◆まとめ

    いかがでしたでしょうか。
    100均額縁と厚紙、色画用紙で
    個性的な自分だけの額装が完成しました。

    額縁選びのポイント
    絵が収まるサイズより1サイズ大き目の額を選ぶこと。
    マット代用厚紙に貼る色画用紙の色で
    絵の雰囲気が変わること。

    絵の中に入っている色を選ぶのもいいですね。

    椿の絵は”和”の雰囲気にしたかったので、
    今回の色画用紙は和紙のような風合いでピッタリ。
    気に入ってしまいました。

    気軽にお家でDIY、楽しんでやってみて下さい。