100円ショップのダイソーさんには
色々な額縁が売られていますね。
私もよくお世話になっています。
そのまま額に絵を入れて飾るのもいいですが
どうせなら見栄え良く飾りたいもの。
綺麗に飾るには絵と額縁の間に
マット台紙と呼ばれる2~3㎜の厚紙を挟みます。
でもマット台紙はそこそこお値段がかかるので…。
今回はマットも自作してみました。
目次(押すとその記事にジャンプします)
100均額縁サイズ選びのコツ
![](https://nishino-pastel.net/wp-content/uploads/2021/04/100円ショップ額縁-235x300.jpg)
額のサイズを選ぶ時のコツは
中に入れる絵が収まるな~って思う大きさより
1サイズ大きいサイズを選ぶこと。
大きい額にするとマット台紙の幅を
広くとることができます。
結果、余白ができて絵が引き立ちます。
例えば、ヤブツバキの絵はB4サイズなので
B4サイズの額に収まります。
でも。
1つ大きいサイズA3サイズにすると
マット台紙の余白が多めに取れる、
といった感じになります。
◆【ダイソーさんの額縁のサイズ(参考)】
大きい方から順番です。
価格はA4までが100円(税抜き)です。
A2サイズ(42.9cm × 59.4cm)
A3サイズ(29.7cm × 42cm)
B4サイズ(25.7cm × 36.4cm)
A4サイズ(21cm × 30cm)
B5サイズ(18.2cm × 25.7cm)
A5サイズ(14.8cm × 21cm)
2L判サイズ(12.7cm × 17.8cm)
はがきサイズ(10.2cm × 15.2cm)
L判サイズ(8.9cm × 12.7cm)
100均額縁の色選びのコツ
![](https://nishino-pastel.net/wp-content/uploads/2021/04/IMG_20210330_093359-300x220.jpg)
額の色は白、黒、ナチュラル系木目、
赤茶系木目、ブラウン、ダークブラウン等が選べます。
小さい額縁では
もっと凝った作りの額縁もありましたよ。
絵の雰囲気にあったカラーの額縁を選びましょう。
無難なのはナチュラル系木目で
上の画像がそれですね。
鉛筆デッサンや写真なら
白や黒がよいかもしれません。
夜空など暗い色の絵の場合は
赤茶系木目かダークブラウンがおススメです。
100均額縁は縦方向にしか飾れないものがある
買ってきて、いざ絵を入れようとして
「しまった。」と思ったことがあります。
縦方向の絵しか飾れないものがある、
ということ!です。
こんな感じなんです…。
裏側も要チェック。
![](https://nishino-pastel.net/wp-content/uploads/2021/04/100円ショップ額縁A3ブラウン-237x300.jpg)
![](https://nishino-pastel.net/wp-content/uploads/2021/04/100円ショップ額縁A3ブラウン裏側-225x300.jpg)
![](https://nishino-pastel.net/wp-content/uploads/2021/04/100円ショップ額縁A3ブラウンフック部分-225x300.jpg)
![](https://nishino-pastel.net/wp-content/uploads/2021/04/100円ショップ額縁A3ブラウン裏側シール-300x225.jpg)
フックが1つだけ付いている
「壁掛けタイプ」というものです。
先ほどのナチュラル系木目や
赤茶系の木目の額縁は
縦横両方紐を通して飾れるようになっています。
準備するもの
【100円ショップで買うモノ】
【額縁】
…A4までが100円です。
それ以上だと200円以上します。
絵のサイズを確認してから
額のサイズを決めると良いですよ。
絵が入る大きさのサイズより
1サイズ大きい額を選ぶと
見栄えがよくなります。
![](https://nishino-pastel.net/wp-content/uploads/2021/04/100円ショップ額縁A3-235x300.jpg)
【厚紙】
…マット台紙の代用として使います。
額縁の大きさと同じ
又はそれより大きいサイズを選びます。
![](https://nishino-pastel.net/wp-content/uploads/2021/04/IMG_20210331_194446-210x300.jpg)
【色画用紙】
…マット台紙だけでは切り口が汚く見えるので
色画用紙を上から貼り付けて綺麗に見せます。
更にオリジナルを求める方は
文房具店などで
凝った柄の色画用紙を買っても
違った印象になりますよ。
今回は使ったのは
100円ショップの使用済みカレンダーと
文房具店買いの朱色の色画用紙です。
カレンダーは子猫の絵に、色画用紙は
椿の絵に使いました。
100円ショップダイソーのカラー用紙も
下の画像のように豊富に色がありました。
どの色が良いのか選べないという方は、
とりあえず”白”にすれば無難です。
![](https://nishino-pastel.net/wp-content/uploads/2021/04/IMG_20210331_134402-300x225.jpg)
【その他必要なモノ】
【カッター】
![](https://nishino-pastel.net/wp-content/uploads/2020/08/カッター-300x225.jpg)
【段ボール又はカッターマット】
…厚紙と色画用紙をカットする時に使います。
【木工用ボンド】
![](https://nishino-pastel.net/wp-content/uploads/2021/04/IMG_20210331_194500-200x300.jpg)
【プラスチック容器】
…水で溶いた木工用ボンドを入れる用。
陶器の皿なども良いかもしれませんね。
【刷毛か筆】
…水彩用の柔らかい毛が使いやすいです。
![](https://nishino-pastel.net/wp-content/uploads/2021/04/IMG_20210415_103114-225x300.jpg)
【定規】
【鉛筆など】
![](https://nishino-pastel.net/wp-content/uploads/2021/01/デッサン用鉛筆全4~5㎝削れて完成アップ-300x252.jpg)
【マスキングテープ又はメンディングテープ】
…絵をマット台紙に固定する時に使います。
マスキングテープは
画材店やホームセンター
メンディングテープは
100均、ホームセンターなどで
直接手に入ります。
![](https://nishino-pastel.net/wp-content/uploads/2020/10/マスキングテープ-300x236.jpg)
![](https://nishino-pastel.net/wp-content/uploads/2021/04/IMG_20210331_194506-269x300.jpg)
100均厚紙でマット台紙を自作する方法
1、まず、額縁の”裏板”を外します。
スプーンでグイっと留め金を起こすと早いです。
![](https://nishino-pastel.net/wp-content/uploads/2021/04/Snapshot_163-300x182.jpg)
![](https://nishino-pastel.net/wp-content/uploads/2021/04/Snapshot_164-300x177.jpg)
![](https://nishino-pastel.net/wp-content/uploads/2021/04/Snapshot_165-300x169.jpg)
2、厚紙も額縁もA3なのですが、
厚紙の方が少し大きいので
余分をカットしました。
![](https://nishino-pastel.net/wp-content/uploads/2021/04/Snapshot_166-300x178.jpg)
![](https://nishino-pastel.net/wp-content/uploads/2021/04/Snapshot_167-300x179.jpg)
3、次に、A3厚紙の
切り抜く部分(窓)の寸法を決めます。
![](https://nishino-pastel.net/wp-content/uploads/2021/04/Snapshot_168-300x180.jpg)
4、今回の絵はB4サイズ。
マット台紙にする厚紙はA3サイズです。
![](https://nishino-pastel.net/wp-content/uploads/2021/04/Snapshot_170-300x204.jpg)
5、窓の寸法(内寸)つまり、
厚紙で切る部分は絵のサイズより内側へ
5㎜以上小さくするのが一般的みたいです。
具体的には厚紙外側からの幅を
まず計算しました。
(A3縦長さ-B4縦長さ)÷2+5㎜、
(A3横長さ-B4横長さ)÷2+5㎜で
横幅と縦幅それぞれ計算します。
横幅2.5cm、横幅3.3cmとなります。これが
マット台紙の外枠から取る1辺の幅です。
実際には私はどちらも幅も
少し長めに取りました。
横幅4.3㎝、縦幅4.1㎝でした。
この寸法は
絵が描かれた紙のどこまであるかで
かなり変わってくると思います。
![](https://nishino-pastel.net/wp-content/uploads/2021/04/Snapshot_169-300x182.jpg)
6、マットの窓枠の寸法が決まったら、
定規とカッターを使ってカットします。
段ボールなど敷いて
下が傷つかないようにしましょう。
![](https://nishino-pastel.net/wp-content/uploads/2021/04/Snapshot_171-300x189.jpg)
![](https://nishino-pastel.net/wp-content/uploads/2021/04/Snapshot_172-300x192.jpg)
![](https://nishino-pastel.net/wp-content/uploads/2021/04/Snapshot_173-300x185.jpg)
7、次に、マット台紙(厚紙)に貼る
朱色の画用紙をカットしていきます。
色画用紙はマット台紙よりも
少し大きめにカットしました。
マットの外枠は額に入れれば見えないので
色画用紙は同じサイズにカットしても
大丈夫です。
![](https://nishino-pastel.net/wp-content/uploads/2021/04/Snapshot_174-300x182.jpg)
![](https://nishino-pastel.net/wp-content/uploads/2021/04/Snapshot_175-300x182.jpg)
![](https://nishino-pastel.net/wp-content/uploads/2021/04/Snapshot_177-300x196.jpg)
![](https://nishino-pastel.net/wp-content/uploads/2021/04/Snapshot_178-300x190.jpg)
8、次に、内側の窓の四隅に
斜めの切り込みを入れます。
![](https://nishino-pastel.net/wp-content/uploads/2021/04/Snapshot_179-300x186.jpg)
9、色画用紙の糊しろ部分に
うすくカッターでキズを付けておきます。
これで、綺麗に折り返せるようになります。
![](https://nishino-pastel.net/wp-content/uploads/2021/04/Snapshot_180-300x191.jpg)
10、色画用紙の外側の四隅も
斜めに切り込みをいれます。
![](https://nishino-pastel.net/wp-content/uploads/2021/04/Snapshot_181-300x206.jpg)
11、木工用ボンドを水で薄めて
マヨネーズくらいの濃さにします。
![](https://nishino-pastel.net/wp-content/uploads/2021/04/Snapshot_182-300x191.jpg)
![](https://nishino-pastel.net/wp-content/uploads/2021/04/Snapshot_183-300x196.jpg)
12、糊しろ部分を全て折り込みます。
![](https://nishino-pastel.net/wp-content/uploads/2021/04/Snapshot_184-300x183.jpg)
13、あとは、水で溶いた木工用ボンドを
色画用紙に筆で塗り、
マット台紙(厚紙)に貼り付けます。
![](https://nishino-pastel.net/wp-content/uploads/2021/04/Snapshot_185-300x182.jpg)
![](https://nishino-pastel.net/wp-content/uploads/2021/04/Snapshot_186-300x185.jpg)
![](https://nishino-pastel.net/wp-content/uploads/2021/04/Snapshot_187-300x184.jpg)
![](https://nishino-pastel.net/wp-content/uploads/2021/04/Snapshot_188-300x182.jpg)
14、朱色のマットが完成しました!
絵の上に仮に置いてみて、
どの辺りの位置に固定するか試してみます。
![](https://nishino-pastel.net/wp-content/uploads/2021/04/Snapshot_189-300x188.jpg)
15、位置を決めたら、
マットと絵を裏返してメンディングテープ
又はマスキングテープで固定します。
![](https://nishino-pastel.net/wp-content/uploads/2021/04/Snapshot_190-300x210.jpg)
![](https://nishino-pastel.net/wp-content/uploads/2021/04/Snapshot_191-300x202.jpg)
![](https://nishino-pastel.net/wp-content/uploads/2021/04/Snapshot_192-300x186.jpg)
16、この100均のポスターフレームの
プラスチック板はフィルム付なので
フィルムを剥がします。
![](https://nishino-pastel.net/wp-content/uploads/2021/04/Snapshot_193-300x193.jpg)
![](https://nishino-pastel.net/wp-content/uploads/2021/04/Snapshot_194-300x180.jpg)
17、”額縁+プラ板”→”マット+絵”→
隙間埋め用の”あて紙”の順に額縁に入れます。
それから裏板でフタをします。
![](https://nishino-pastel.net/wp-content/uploads/2021/04/Snapshot_195-300x186.jpg)
![](https://nishino-pastel.net/wp-content/uploads/2021/04/Snapshot_196-300x183.jpg)
![](https://nishino-pastel.net/wp-content/uploads/2021/04/Snapshot_197-300x179.jpg)
![](https://nishino-pastel.net/wp-content/uploads/2021/04/Snapshot_198-300x181.jpg)
![](https://nishino-pastel.net/wp-content/uploads/2021/04/Snapshot_199-300x182.jpg)
18、スプーンで
裏板に留め金を折り込んでフタをします。
![](https://nishino-pastel.net/wp-content/uploads/2021/04/Snapshot_200-300x183.jpg)
19、最後に、
壁に掛けられるように”つり紐”を
縦横どちらかの”吊り金具”に通して結びます。
結び目は真ん中を避けると
綺麗に飾りやすいです。
![](https://nishino-pastel.net/wp-content/uploads/2021/04/Snapshot_202-300x187.jpg)
20、完成しました!
部屋に飾るとこんな感じに。
![](https://nishino-pastel.net/wp-content/uploads/2021/04/IMG_20210401_090720-300x215.jpg)
![](https://nishino-pastel.net/wp-content/uploads/2021/04/IMG_20210401_090446-300x205.jpg)
実はもう一つ、
子猫の絵の100均額装もしました。
木工用ボンドを水で溶かずに
マットに紙を貼り付けたら
少し皺になってしまいました。
小さい絵の額装なので、
こちらも参考にしたい方はご覧ください。
似たような感じなので、
こちらは動画のみです。
「額装やパステル画の保存方法」について
もっと知りたい方は併せてこちらもどうぞ。
マットカッターとは?
![](https://nishino-pastel.net/wp-content/uploads/2021/04/IMG_20210330_151807-300x240.jpg)
「マットカッター」とは
マット台紙などの断面を斜め45°の直線で
カットできるカッターです。
紙の厚みに合わせて
刃の深さの調節ができます。
調節するのはこのネジです。
商品には
定規のすべり止めゴムシートも
同梱されているので
定規に貼り付けると便利です。
◆マットカッターの使い方は
こちらの動画が分かりやすいのでどうぞ。
実際に使ってみた感想としては、
正直練習が必要だなと感じました。
慣れれば、ある程度の出来の
マット台紙を作れるかもしれません。
器用な人では
マットカッターでマット台紙を作り続け
人に頼んだことがないという方もいます。
余談ですが、マット台紙の代用に100均の
スチレンボードが使えるとネットで見たので
マットカッターでカットしてみました。
スチレンボードとは、
高密度の発泡スチロール板両面に
白色などの紙を貼ってあるボード。
私は中身が発砲スチロールと知らずカットし
見栄えは散々でした。
それに、100均のスチレンボードの厚みは
薄い方でも5㎜あるので、
100均額の厚みでは丁度いっぱいになり
使えませんでした(泣
こんな失敗する人もいないかもしれませんが、
一応お知らせしておきますね。
![](https://nishino-pastel.net/wp-content/uploads/2021/04/IMG_20210330_164312-300x222.jpg)
![](https://nishino-pastel.net/wp-content/uploads/2021/04/IMG_20210330_164318-300x225.jpg)
![](https://nishino-pastel.net/wp-content/uploads/2021/04/IMG_20210330_164325-300x225.jpg)
![](https://nishino-pastel.net/wp-content/uploads/2021/04/IMG_20210330_180254-300x225.jpg)
◆まとめ
100均額縁と厚紙、色画用紙で
個性的な自分だけの額装が完成しました。
額縁選びのポイントは
絵が収まるサイズより1サイズ大き目の額を選ぶこと。
マット代用厚紙に貼る色画用紙の色で
絵の雰囲気が変わること。
絵の中に入っている色を選ぶのもいいですね。
椿の絵は”和”の雰囲気にしたかったので、
今回の色画用紙は和紙のような風合いでピッタリ。
気に入ってしまいました。
気軽にお家でDIY、楽しんでやってみて下さい。
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