ハッチングで雑貨を描いてみよう|線を重ねて描くパステル画

    今回は、
    パステル色鉛筆を使って
    時計などの雑貨を描いてみました。

    使った技法は、
    線を重ねて明暗や立体感を表現する
    「ハッチング」です。

    モチーフ(描くもの)に沿って
    線を引き、
    少しずつ線を増やしながら
    形や明暗を描いていきます。

    実際に描いた手順を追いながら、
    ハッチングで雑貨を描く方法を
    ご紹介します。

    ハッチングとは

    ハッチングは、平行な線を重ねて、
    明るい部分と暗い部分を

    描き分ける技法です。
    線の本数や間隔を変えることで、
    立体感や質感も表現できます。

    使ったもの

    ■パステル色鉛筆
    先を尖らせた
    ハードパステルでも代用可能です。

    スタビロのパステル色鉛筆
    スタビロのカーブオテロパステル色鉛筆

    パステル色鉛筆のメーカーについては
    こちらの記事が参考になります。
    目次「パステル鉛筆」をご覧下さい。

    パステル色鉛筆の削り方は
    こちらの記事をご覧くださいね。

    ■キャンソンのミ・タント紙
    パステル画では王道の紙です。

    キャンソンのミ・タント紙
    紙単体のばら売りもあります

    パステル色鉛筆に向く紙については
    こちらの記事を参考にしてください。
    目次「紙が合っていない」をご覧ください。

    ■練り消しゴム
    形を修正するときに使います。
    消しカスが出ず、
    紙を傷めにくいです。

    描き方の流れ

    今回のモチーフは
    実物を見て描きました。

    モチーフの時計とフクロウの置物、古水晶の写真
    参考写真:後から撮った写真で
    角度が少し違っています

    ①下書きする

    まず、モチーフの大まかな位置を
    薄く描きます。

    ワンポイント:
    形を取るのが苦手な人は
    写真を写し取るトレースという
    方法もあります。
    やり方はコチラの記事を
    ご覧ください。

    ラフスケッチの様子
    大まかな位置をうすく描きます

    次に、時計や置物の形を
    細かく描き込み、
    影の位置も決めます。

    ラフスケッチの詳細の様子
    細かいところまで描き進めます
    ラフスケッチのけがを描いている様子
    影も描きこみます

    ②最初の色の線を引く

    時計や置物、机、背景に、
    それぞれの色に近い色で
    形に沿って線を引きます。

    パステル色鉛筆で時計の面をハッチングしている様子

    フクロウの石の置物は、
    実際は暗い灰色ですが
    ここでは紫色を使いました。

    パステル色鉛筆でフクロウの置物をハッチングで描いている様子
    水色のパステル色鉛筆でフクロウの置物の明るい部分をハッチングで描いている様子
    明るい部分には水色を使いました
    背景をハッチングで描いている様子
    背景は黒や青で平行線を引きました

    ③光と影を意識して線を重ねる

    もう一度、モチーフそれぞれに
    線を重ねます。
    ただ、今度は
    光と影によって色を変えます。
    右斜め上から光が当たっているので、
    左斜め下に影ができます。

    ■光が当たっている部分
    白や黄色などの明るい色で線を引く
    ■影の部分
    黒や青などの暗い色で線を引く

    時計の明るい面を黄色で描いている様子
    明るい部分に
    黄色の線を引いているところです
    机をハッチングで描いている様子
    机の部分の赤茶色の線の間に
    緑色の長い線を引いています
    時計をハッチングで描いている様子
    暗い茶色の短い線を重ね、
    時計の影を深くします
    モチーフの影をハッチングで描いている様子
    紫色などで
    モチーフの左側に
    短い斜め線を引いて
    影の色を濃くします
    フクロウの置物の影をハッチングで描いている様子
    フクロウ石の影の部分に
    暗い色の線を重ねて
    立体感を出します

    ④線を重ねて細部を描き込む

    さらに線を重ねて
    細かい部分を描きこみます。

    時計の文字と針の線を
    黒でなぞってはっきりさせます。

    時計の針を黒で描いている様子

    紫色と白を交互に使って
    水晶とフクロウ石の影と光を
    描きこみます。

    古水晶をパステル色鉛筆で描いている様子

    斜め右上から光が当たっているので、
    机の明るい部分に
    黄土色の長い線を引きます。

    机の明るい面をハッチングで描いている様子

    モチーフの特に明るい部分に
    白でハイライトを入れます。

    古い水晶のハイライトを描いている様子

    モチーフの特に暗い部分に
    黒で線を引きます。

    時計の一番暗い影をハッチングで描いている様子

    机の質感を出すために
    赤茶色で太めの長い線を引きます。

    机の質感表現のために長い線でハッチングしている様子

    モチーフを目立たせるために
    背景にも線を重ねて暗くします。

    背景に長めの線でハッチングしている様子
    背景には、黒や緑色などで
    長めの線を引きます

    ⑤形を修正する

    線がはみ出たところや
    形を直したいところを
    練り消しゴムで消してから
    線を引き直します。

    練り消しゴムで消している様子
    パステル色鉛筆で時計の消した箇所を描いている様子
    消したところを
    書き直しています

    ⑥完成に向けて明暗のバランスを取る

    全体的に
    明るさ暗さのバランスを見て
    描いていきます。

    時計のハイライトを描いている様子
    白に近い黄色で
    時計のハイライトを
    入れています
    時計の机との接地面を描いている様子
    黒で時計と机との境目の線を
    はっきり入れています
    時計の影をハッチングで重ねて描いている様子
    時計の影の線を重ねて引いて
    暗くしています

    ⑦完成

    このような作品に
    仕上がりました。

    パステル色鉛筆で雑貨をハッチングで描いた完成作品

    手元をご覧になりたい方は
    こちらの動画を参考にしてください。

    ハッチングで雑貨を描く|線を重ねて描くパステル画

    「ハッチング」以外の技法を
    知りたい方はこちらの記事を
    参考にしてみてください。

    パステルの描き方。初心者のゼロから始める基本のテクニック

    まとめ

    いかがでしたでしょうか。

    今回は、ただ平行線を引くことで
    立体感のあるものを描く方法を
    お伝えしました。

    線の太さや密度だけでなく
    パステル色鉛筆なら色の組合わせも
    変えられるので
    是非、色々試してみてくださいね。

    それでは、また。

      目次(押すとその記事にジャンプします)

      コメントを残す

      メールアドレスが公開されることはありません。 ※ が付いている欄は必須項目です

      CAPTCHA