海と砂浜の風景は
シンプルに見えますが、
きれいに描くには
いくつかコツがあります。
この記事では、
オイルパステルを使った
浜辺の海の描き方をご紹介します。
空と海を描き分ける方法や、
海のグラデーションの作り方、
波打ち際を
自然に見せるポイントをまとめました。
海の風景を描いてみたい方は
参考にしてみてください。
目次(押すとその記事にジャンプします)
「砂浜と海」を描くときのポイント

砂浜と海を描くときに
意識したいポイントをまとめました。
遠近法などもありますが、
まずは色の使い方を
意識してみましょう。
今回は、
4つのポイントをご紹介します。
①空と海の色を分ける
空と海の境目は、
マスキングテープを使って描き分けます。
水平線が歪んでいると
絵が不安定に見えるため、
まっすぐな水平線を作れるといいですね。
はっきりとした
直線の水平線にするだけでも、
海らしい印象が出しやすくなります。
②海の色を「遠く、中間、近く」
の3色に分ける
海の色は1色で塗るのではなく、
遠く・中間・近くの3つのエリアに
分けて塗ります。
色を置いたら、
境目を指でぼかしてなじませます。
遠くから近くへ
自然なグラデーションを作ると、
海の広がりを表現しやすくなります。
③砂浜の色は思ったより明るくする
砂浜は意外と
白に近い明るい色をしています。
最初から濃い色を使うのではなく、
淡い黄色などの明るい色で
塗るのがおすすめです。
暗くするのは
後からでもできるので、
まずは明るめに塗ってみて下さい。
④濡れた砂と波打ち際を描く
塗れた砂を描くと
波打ち際の感じがグッと増します。
先に濡れた砂の色を塗ってから、
白い泡と波を描きます。
使ったモノ
ムンギョ・
ギャラリーソフトオイルパステル36色セット
結構硬めで
オイル特有の匂いがありますが
紙にはよく付きます。
パッケージのフタの裏面には
色の番号と名前が印刷されています。
時短のため、広い面を塗る時は
オイルパステルを
短く折って使いました。


パステルペンシル/スワンスタビロ・カーブオテロ
下描きで使いました。
2-300x225.jpg)
ナチュラル色ワトソン水彩紙300g
ブロックタイプF4サイズ
しっかりとした
厚みのある水彩紙です。
水彩のほか、
パステルの重ね塗りにも向きます。
オイルパステルでも
問題なく描けました。

【オイルパスに使う紙で気づいたこと】
以前、薄い画用紙に
ムンギョオイルパステルで
作品を描いたのですが。
最近になって、
紙の裏面にまで
オイルが染み出していました。
ある程度厚みがある紙を
使ったほうが
良いと気づきました。
また、キャンソン社の
ミ・タント紙のボードで描くと、
オイルパステルでは
やや描きにくいと感じました。
紙の凹凸の凹の部分に
色をきちんとすりこむのが大変で、
紙の白い部分が
残りやすかったからです。
ただ、
これは個人差があると思います。
ミ・タント紙に描くなら
テレピンなどの揮発油で
オイルパステルを溶かすと
良いかなと感じました。
布
オイルパステルを
広範囲にぼかす時に
指に巻いて使いました。
指でもぼかせますが、
結構痛くなってしまいます。
布は、ソフトパステル、
オイルパステル両方とも
指やパステル自体の汚れをふき取るのに
よく使います。
それで、
私は不要な綿の下着などを
普段から小さく切って
ストックしています。
綿棒、サッピツ
細部をぼかすのに
一部使いました。

保護用ニス
ターレンスのスプレー缶で
クレパスワニスフィニッシュコートを
使いました。
仕上げ専用で加筆はできないタイプで
マット調に仕上がります。
作品が完成した後
30㎝以上離して吹付けると
2分くらいで乾燥します。
使うと、
画面の調子を整える
パステルの定着を助ける
黄変や汚れを防ぐ
効果があります。


使用した画材について詳しくはこちら
写真
日本最南端の島の
波照間(はてるま)旅行の写真。
をもとに描きました。
フリー素材の写真でもいいですね。
ただ、実際に訪れた場所の方が、
雰囲気を表現しやすいと思います。

「砂浜と海」の描き方:実際の手順
の海辺.jpg)
表現したいのは、
波打ち際の白い泡と濡れた砂地、
海の色のグラデーションです。
この辺りを描ければ
雰囲気が伝わる気がします。
1、下描きする
パステルペンシルで下書きします。
オイルパステルは
ソフトパステルのように
簡単には修正できません。
この時点で
はっきりした線で
描いた方が良いかなと思います。

2、空の色を塗る
上は濃い青(221番コバルトブルー)、
下は水色(223番ターコイズブルー)、
境目は両方の色を塗っておきます。

3、海側にマスキングし、
空の色をぼかして混ぜる
海側に
マスキングテープを貼りつけてから
空の色をぼかして混ぜ合わせます。
ぼかすのは指でもいいです。
私は指が痛いので
綿の布を指に巻き付けて
ぼかしました。
この時点では
全体の雰囲気を見るので
大まかに色をつけるだけです。

4、雲の影を塗る
雲の影は空の色を反映しているので
水色(223番ターコイズブルー)で
大まかに塗ります。

空と雲の描き方については
こちらの記事も参考になります。
5、★海の色を3色に塗り分ける
海は上から
濃い青(220番サファイアブルー)、
水色(223番ターコイズブルー)、
くすんだ青緑(226番ジェードグリーン)
の順番で塗ります。
一緒に、
砂浜は薄い黄色(243番ペールイエロー)、
濡れた砂は肌色(240番サーモン)
で塗りました。

6、海の色をぼかす
海の3色のうち、特に境目を
念入りにぼかして混色します。
横に向かってぼかすと
海らしくなります。

7、その他の部分を塗る
岩と緑のヤブ、
砂浜の足跡と女の子を塗ります。
岩の色は2色の灰色
(246番グレーと247番ダークグレー)
藪の緑色は4色
(227番イエローグリーン、
228番グラスグリーン、
229番エメラルドグリーン、
231番マラカイトグリーン)
を使っています。

8.波打ち際を描く
濡れた砂の色が
薄かったので、
236番の茶色を塗り足しました。
白い波は
遠方から手前まで描きます。
手前ほど形がよく見えるため、
観察しながら慎重に描きました。
また、遠くの白波や
水深の深い部分には
濃い青を描き足しています。

9、濡れた砂の茶色を指でぼかす
茶色を指でぼかしました。
でも色が少し濃すぎたので、
この写真の後、
少し”白”を足して
更にぼかしています。

10、引き潮の波の白い泡を描く
濡れた砂の上に残る
白い泡を描きます。
白いオイルパステルの角を使うと、
細い線が引きやすくなります。
波打ち際の泡は、
うねうねとした不規則な形を
意識して描きました。
また、引き潮によってできる
細い泡の筋も描き加えています。
。

11、波の色の隙間を埋める
塗り残しのできた
違和感のある場所を塗ります。

12、入道雲を仕上げる
入道雲の描き込みが少ないので
”のっぺり”した印象です。
そこで淡い紫色(215番
ライトパープルヴァイオレット)等で
少し影を描き足しました。

13、全体的に微調整して完成!

沖縄の波照間で
生まれて初めて
生のヤドカリを見ました。
スケッチしていたら
女性に声をかけられて
写真家はよく見るけど
絵を描く人は初めて見たと
言われました。
また行きたいです。
参考)描いている様子は
こちらの動画でも見られます。
まとめ
・空、海はマスキングテープで分け
海は遠・中・近で3色分け
・砂浜の色は白に近い薄い色にする
・塗れた砂は茶色で、
波打ち際は白い泡を扇状に描き込む







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