パステルの描き方。風景画で形をはっきりさせる方法は?

パステルはぼかして描く柔らかい表現
得意です。
ただ、厄介なのがはっきりした形をどう
やったら描けるのかということです。

その辺りが不満な人も多いのではないで
しょうか。

そこで、今回は3種類のやり方をご紹介
します。

この海の景色で水平線をはっきりさせる
ことにします。

但し、岩を描くのは少し難しくなるので
砂浜に変えて描きました。
遠景も創作です。

ハードパステルで輪郭線を引く

この方法が一番簡単でやりやすい方法
ではないでしょうか。

ぼんやりしてきた輪郭線を
ハードパステルで線を引いてはっきり
させます。

ここでは水平線をはっきりさせますが、
静物画で瓶の縁をはっきりさせたい時
など何でも応用できます。

線描きする色が極端に違うと目立ちすぎ
るので下の色と同じような色にするのが
無難です。

また、定規紙の端を使うとまっすぐな
線が引けて便利です。

動画の詳細/
ハードパステルで輪郭をはっきり

マスキングテープを貼って描く範囲を決
めます。



グレー
のソフトパステルをカッター
粉状に削り布でぼかそうとしました。

布ではパステル画紙に付きにくいので
でぼかします。

紙の飛び散ったパステルの粉を除くため
にスケッチブックを立ててトントンと
叩く
ようにします。


残った粉は布で優しく払うか
練り消しゴムで軽く叩くように取り除き
ます。

ソフトパステルで簡単に下書きして
そのまま着彩に入りました。
細部は綿棒でぼかしています。

 

水平線をはっきりさせるために定規
使いハードパステルの線を引きます。
画面を汚さないように定規の下には
コピー用紙を敷いてます。

もう一度水平線をはっきりさせるために
ハードパステルで線を引いてます。
今度はコピー用紙の端を使ってます。

完成作品はこちら♪

木炭で輪郭線を引く



木炭
で輪郭線を引くやり方です。木炭は
パステル画の下書きでよく使われます。
下書きでは輪郭線だけでなく影を描いた
りもします。

制作途中でも線を強調したりするなど
使うことができます。

木炭の特徴として、上にそのまま
パステルを重ねて描くとパステルの色が
濁ります

なので発色をそのままにしたい場合は
パステルフィキサチーフを使うと良いで
す。

それでも特に画面を手で汚さないように
注意が必要です。

海景で木炭はあまり使わないと思います
が、今回は実験的にやりました。

木炭は線が強くでるので
線を強調したい場合便利なアイテムです。

動画の詳細/
〇〇で輪郭線をはっきり

〇〇とは「木炭」のことです。木炭で
輪郭線を引いてはっきりさせるやり方で
す。

今回は「柳の木炭」を使って下書きして
います。

ソフトパステルで2種類の青、白、
黄土色など使って画面全体を大まかに
平塗りし指でぼかしていきます。

水平線をはっきりさせるために
コピー用紙の端に沿って木炭で直線を
ひきます。

今回は線画っぽくするために海岸線や空
の雲などにも木炭で線を引いていきます。

海の中の深い影やぬれて暗い砂も木炭
塗ると雰囲気がでます。海の影は点描し
ています。やり過ぎると色が濁って汚く
なってしまう
みたい。

上から見ているにしては遠方の海岸線が
不自然なので修正しました。それから
細かい描き込みをして仕上げに入って
いきます。

初めに貼っておいたマスキングテープ
丁寧に剥がします。

仕上げにホルベインのパステルフィキサ
チーフ
を必ずスプレーします。

それでもパステルの粉は落ちやすいので
トレーシングペーパーなどを紙の表面に
マスキングテープで貼り付けておくと
保管しやすいです。

追伸。トレーシングペーパーで画面を
覆った様子です。
今回使ったのは普通の画用紙のスケッチ
ブックです。

画用紙の裏側の様子・・・。

完成作品はこちら♪

マスキングして
境界をはっきりさせる



線を使いたくない場合
にとる方法です。
出したい輪郭に添った型紙を自作して
画面をマスクし(覆い)、上からソフト
パステルなどを塗ります。

型紙を外すと綺麗な輪郭の面が現れる
はずです。
直線の輪郭を線を使わず取りたい場合は
型紙の他に定規でも代用できます。

型紙は薄いと、めくれたり紙の下にパス
テルの粉が入りやすいという人もいます。
私は特にそうは思いませんが…。

ただ、シャープな輪郭を出したい時は
厚い紙or定規が良いように感じます。

複雑な形をマスキングする場合は特に
トレーシングペーパーを使うと良いと
思います。

動画の詳細/
マスキングで境界をはっきり

黒のハードパステルで簡単に下書きしま
す。そして、トレーシングペーパーで下
書きの線をトレース(転写)します。


トレース(転写)できたらトレーシング
ペーパーを海、空、陸にハサミで切り分
けます。


切り分けたトレーシングペーパーは
色を付けたくない面を覆います。
これはマスキングと呼ばれています。

覆ってない部分をパステルで塗って
ぼかしていきます。

下塗りが終わったところです。
ここから、大まかな着彩をしていきます。


マスキングの特徴は
輪郭だけはっきりさせることができる
こと。線を引きたくないときに使うと
良いです。

大雑把に着彩できました。細部の描き込
みに移ります。空の雲の表情、海面の光、
波打ち際の白波や濡れた砂などです。

左下の海面は緑色を入れています。
波打ち際は白のパステルでクルクルと
円を描いて波を表現しています。

海面の光は白で点描。
濡れた砂はこげ茶をぼかしました。

仕上げに海の影の部分を点描で描きまし
た。硬い穂先の筆(豚毛など)で点描し
た部分を上から抑えて紙に定着させてい
きます。

今回使ったのは黒のハードパステルと
エメラルドグリーンのソフトパステル
です。

完成作品はこちら♪

◆まとめ

・パステル画の輪郭線引きはハードパステルが一般的。
・木炭での輪郭線引きは線の強調に使う。
・マスキングは線なしの輪郭取りに使う。

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ABOUT US

こんにちは。管理人の「N」です。パステル画歴は5年くらい。ほぼほぼ独学で描いています。個展、グループ展、ネットでの販売歴が少々。仕事は自動車保険、年金記録調査、医療などの事務経験があります。クールですね、って言われることがありますが動物占いは「こじか」です。それから猫9匹囲まれて暮らしています。自然大好き、滝を見るとテンションが上がります。旅先でスケッチするのが趣味。